梨子「久しぶりに音ノ木坂に来た」
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31: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/12/30(水) 11:14:31.81 ID:idrw2zS50
ダイヤ?「泣きべそかかないんだぁ? じゃあ、今度はカラスのみなさーん出番ちゅんよー」

カァ カァ カァ カァ カァ

善子「やめろっ!」

ダイヤ?「ああ、やっと本を読まないんだぁ?」ニコっ

善子「笑うな」

善子「お前みたいなやつがダイヤの顔で笑うなっ! ダイヤの声で喋るな――――――Aqoarsのみんなに手を出すなっ!」

善子(そう叫んだ直後、ダイヤの顔で笑う悪魔は)

善子(呼び寄せた無数のカラスを―――――――私に向けて)

善子(再び本に視線を落として読み上げる、祈り続ける、主よ、救済を)

善子(ロザリオで大きく十字を切る。襲い掛かるカラスたちは私の腕や体につぎつぎと食らいつく)

善子(引き裂く痛み、噛まれる痛み、啄ばまれる痛み―――――生きたまま鳥葬される恐怖)

善子「主よ、主よ、つぅぅぅっ!?」

善子(顔に突っ込んできたカラスが無理やり皮膚を引きはがそうとする)

善子(体に止まり、皮膚に噛みついて肉ごと引きちぎろうとする)

善子(ロザリオで十字を切る、そうしてカラスを追い払う)

ダイヤ?「本当の力を教えてあげる〜」

善子「ときメモが好きなのは通用しないわ…時代は変わったのよ」

ダイヤ?「そーお? でも、生きてる人は操れるわ〜、こんな風に」

善子「ずら丸!?」

善子(悪魔は壁に押し付けられていたずら丸を手元に浮かせて引き寄せた。ダイヤに取り憑いてそれだけ力をふるえるのか)

善子(あの時も人を飛ばせる程だった――――――だけど同時に私の足止めもするなんて!?)

善子(足元が縫い付けられたように動けない! 動け! 動け、私の足!)

花丸「ぁ…よ…」

善子「花丸から離れろ…!」


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