19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/24(木) 05:53:32.72 ID:uyzFntxd0
◇
「あったよ、私でもできそうなバイト」
と豊橋がやたら嬉しそうに言っていたのは木曜日のことで、そのバイトがあるのは本日土曜日だった。
人見知りなの、という告白をした豊橋がちょっと心配でもない今日この頃だったけれど、だからと言って彼女の様子を見に行くほど俺はお節介でもないし、豊橋とはそんな保護者と子供のような関係でもなかった。
だから俺も「おー。それは良き哉」と言うに留めて、どこで何をやるかとは聞かなかった……けど。
「うん。駅前商店街の、落ち着いた感じの喫茶店」
とご機嫌な豊橋に言われて、そういや赤い看板と白い幟が目印の中華料理屋さんの近くにそんな感じの喫茶店があったなぁとか思った。
まぁ、だからどうしたって話。
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