23歳男だけどガチでサンタクロースを信じてるんだが異端か?
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21:名無しNIPPER[saga]
2020/12/17(木) 18:45:15.88 ID:Hnopzhod0
更にちなみになんだけど。僕、ここ2年ぐらいアイラモルトにこっててさ。あの独特な風味が気に入ってるんだ。そうしたら、昨年のプレゼントはラフロイグだったよ
ちょっとお高めの酒だったから、すごいうれしかったよ


22:名無しNIPPER[saga]
2020/12/17(木) 18:45:44.90 ID:Hnopzhod0
サンタのチョイスはさ、すごい的確に僕が欲しいものをついてくるんだ
ただ金額的な制約があるのか、たまに欲しかった奴より一つランクが下がってたりするんだけど


23:名無しNIPPER[saga]
2020/12/17(木) 18:46:11.35 ID:Hnopzhod0
ここまで話せば、さすがにわかっただろ
他の奴らにはサンタがいなくとも、僕と僕の周囲に限ってはサンタクロースは実在するんだよ


24: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:46:45.47 ID:Hnopzhod0
 それまで、話をずっと黙って聞いていた彼女から、憐憫の眼差しが向けらていることに僕は気づいた。

 しかし、僕は、彼女のその刺々しさをものともしない。それどころか、その鋭さが、鋭さゆえに心地よくすらある。そもそも、僕は彼女のその反応を最初から想定していた。

「先輩、クリスマスイブにわざわざ私の部屋まで訪ねてきてすることが、そんな面白くない話ですか」
以下略 AAS



25: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:47:14.57 ID:Hnopzhod0
 そして、その性向は実生活でも十分に発揮され。彼女は高校在学中に、いくつもの事件を解決し、校内ではちょっとした名探偵として知られていた。

 まあ、事件と言っても落とし物探しとか、人探しとか些細なものではあったが。

 しかし、事件の大きさに関係なく、僕は彼女の高い推理力を買っている。だからこそ、僕は恥を忍んでサンタの話を持ち出し。彼女に、その謎へと挑んで欲しいと期待したのだ。
以下略 AAS



26: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:47:51.14 ID:Hnopzhod0

「まず、昨年の出来事から考えてみました」

「密室(僕のオンボロアパート)へのウイスキー配達事件のことだね」

以下略 AAS



27: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:48:22.90 ID:Hnopzhod0

「でも、わざわざサンタからのプレゼントに偽装する必要があるかな」

「自分たちが贅沢をしている姿を子供に見せたくなかったんでしょう。それで、サンタにご登場願ったわけです。ほら、子供をだますのは容易いでしょう?」

以下略 AAS



28: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:48:55.07 ID:Hnopzhod0

 僕の心臓がばっくんばっくんと踊り狂いだす。ててて適当にはなしをでっちあげて! どどどどどどど同衾!? 違う、そんなつもりじゃないんだ! たたたたしかに今日は、彼女と二人きりで過ごす初めてのクリスマスイブ。付き合い始めたのはもっと前だが、昨年は僕の仕事のせいで会えなかった。

 であるが、決してそんなつもりでサンタの話をしたんじゃない! 脳内を、否定の言葉が駆け巡るが、どういうことかどれもこれも言い訳じみてて、それを口にしたとたん彼女に魂胆を見抜かれそうで。僕は「あ」とか「ご」とか、言葉にならない単語を漏らすことしかできなかった。

以下略 AAS



29: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:49:22.80 ID:Hnopzhod0

 だがMであることは認めても、彼女に恥をかかせたままの糞野郎であり続けることを僕は許容できない。僕は、覚悟を決め彼女に向かいなおした。

「いや、キミの推理は二つとも間違っている」

以下略 AAS



30: ◆CItYBDS.l2[saga]
2020/12/17(木) 18:49:54.97 ID:Hnopzhod0

〜〜〜

 クリスマスの朝。僕は、困惑した表情の彼女に揺さぶられ目を覚ました。

以下略 AAS



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