北条加蓮「藍子と」高森藍子「何度だって言うカフェで」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:08:55.41 ID:IGx/pt1W0
藍子「いつか、そうなるかもしれませんね。そんな、今は大きなイベントのない11月って、すき間の季節だって思うんです」

加蓮「隙間の季節?」

藍子「ハロウィンや、クリスマスは、とっても楽しいし、みなさん大盛り上がりですね。でも……いつもそうだと、少し、疲れてしまうかも」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:09:24.52 ID:IGx/pt1W0
藍子「加蓮ちゃんは、今もいろんな方から注目されて」

藍子「私だって……加蓮ちゃんには、まだまだ遠く及ばないけれど……」

加蓮「……そーいう言い方はやめなさい? そんなことばっかり言ってたら、本当にいつまで経っても辿り着けなくなるよ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:09:54.46 ID:IGx/pt1W0
藍子「でも、店員さんに撮ってもらえてよかった。……ほらっ。この写真の私と加蓮ちゃん、私と加蓮ちゃんって感じがします!」

加蓮「……えっと。あ、あー。いつも通りってこと」

藍子「この写真、今度から、撮影の時や、営業の時に遠くに出かける時、お守りとして持っていこうかな……♪」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:10:24.62 ID:IGx/pt1W0


□ ■ □ ■ □


以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:10:54.51 ID:IGx/pt1W0
加蓮「アップルジュースは子供なんだ」

藍子「ちょっぴり、よくない言い方だったかな……?」

加蓮「いやいや。子供子供。リンゴ味を選ぶヤツなんて全員子供。うん」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:11:24.33 ID:IGx/pt1W0
加蓮「……」ズズ

藍子「……」ズズ

加蓮「……なんて苦い思い出は、ハーブティーで消しちゃおうっ」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:11:54.33 ID:IGx/pt1W0
加蓮「あーあ、ハーブティーなくなっちゃった。これから先、嫌なことがあったらどうすればいいんだー」

藍子「あとは、カフェのリラックス効果で……。目をつむって、体の力を抜いて……」

加蓮「そうしよっか」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:12:24.63 ID:IGx/pt1W0
藍子「この写真……。誰かに、見せてあげようかな。だって、加蓮ちゃん、こんなに自然な表情でっ。珍しいじゃないですか」

藍子「あっ。もちろん、自分のことを優先して考えないといけないことは、わかっていますよ」

藍子「だから……そうですね〜。アイドルとしてではなくて、私の大好きな友だちの、自然な表情♪」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:12:54.39 ID:IGx/pt1W0
加蓮「今日だってほら、もう3時間も経ってる」

藍子「あ……本当だ」

加蓮「4時でも、ちょっとだけ暗くなってるね。外」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:13:25.15 ID:IGx/pt1W0
加蓮「前に"私達の時間"でカフェコラムを書いた時のように、藍子の話も、藍子が話したいって思う分だけ聞きたいって思う人もいるって、絶対」

藍子「う〜ん……」

加蓮「私とかもそうだし」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:13:55.12 ID:IGx/pt1W0
藍子「いいのかな、って思う気持ちもあるけれど……でも、話したいことがまだまだたくさんあって……」

藍子「この世界に……私の大好きな世界には、ちいさなことも、大きなこともっ。幸せや、楽しいことが、いっぱいありますから!」

加蓮「……ふふ」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:14:24.82 ID:IGx/pt1W0
藍子「……じ〜」

加蓮「……はい、そこで弱い目になるのはダメ」ベシ

藍子「いたいっ」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:14:55.29 ID:IGx/pt1W0
藍子「……あ、そっか……」

加蓮「?」

藍子「加蓮ちゃん。さっきの写真、もう1回だけいいですか?」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:15:54.51 ID:IGx/pt1W0
加蓮「あ、でもちょっと気が抜けちゃってるかな。言っとくけど、普段ここまで隙だらけって程じゃないんだからね? 事務所とか現場とかでは、もっとシャキっとしてるつもりだし」

藍子「はい。そうだと思いますよ」

加蓮「じゃあ何が……」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:16:24.53 ID:IGx/pt1W0
藍子「そして――」

藍子「加蓮ちゃんが、いっぱい笑うようになってっ」

藍子「心配しなくてもいいくらいに、リラックスして、自然な表情を見せてくれるようになって……」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:16:56.06 ID:IGx/pt1W0
加蓮「…………」

藍子「……あ、あの……」

加蓮「……。……私こそ、ありがとね。えっと……藍子みたいに、今すぐ綺麗にはまとめられないけどさ。とにかく、色々とありがとっ」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:17:24.78 ID:IGx/pt1W0
藍子「……あはは。私、やっぱりまだ、アイドルとして甘いですね」

加蓮「ん、急にどしたの」

藍子「加蓮ちゃんのことを大好きだって言ったら……今度はみんなに、加蓮ちゃんのことを教えてあげたくなっちゃうから」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:17:54.54 ID:IGx/pt1W0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……アイドルって、確かにいつもいつも素の自分って訳にはいかないよね。時にはファンや、初めて見てくれる人達に向けて、偶像的なところとか、要求された顔とか。そういうのを見せないといけない時だってあるかもしれない」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:18:24.28 ID:IGx/pt1W0
加蓮「藍子は、どうしたい? 最後は、ほら。私達がいつもしてきたこと」

藍子「……やりたいって思う気持ちを、大切にすること」

加蓮「でしょ? もしそれでも気になるなら、じゃあ、藍子が私のことを教えてあげる度に、私も藍子のことを教えてあげる」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:18:55.63 ID:IGx/pt1W0
……。

…………。

加蓮「さてとっ。あっという間に7時過ぎかぁ……」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:19:27.87 ID:IGx/pt1W0
加蓮「……ねぇ、藍子」

藍子「うん。加蓮ちゃん」

加蓮「藍子が何度も、私のことを好きだってくれるのなら……私も、何回だって言うね」
以下略 AAS



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