北条加蓮「藍子と」高森藍子「何度だって言うカフェで」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/09(月) 19:17:54.54 ID:IGx/pt1W0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「……アイドルって、確かにいつもいつも素の自分って訳にはいかないよね。時にはファンや、初めて見てくれる人達に向けて、偶像的なところとか、要求された顔とか。そういうのを見せないといけない時だってあるかもしれない」

加蓮「でも別に、全部が全部、そうじゃなくていいんじゃないの?」

加蓮「アイドルの高森藍子と、1人の女の子としての藍子ちゃん。そこに共通することがあっても、いいんじゃないかな」

藍子「共通すること――」

加蓮「それが私……回りにいる好きな人を教えてあげたい、って気持ちでもね。そういうアイドルがいてもいいのかなって、藍子を見てたら思うんだ」

加蓮「それでもし、藍子の話を聞いて、ファンの子や、ファンになるかもしれない子の目線が、私へ向いたとしても」

加蓮「たぶん……教えてくれた藍子のことを、忘れたりはしないと思う」

藍子「……!」

加蓮「藍子、カフェコラムを書くことで、いろんなカフェをみんなに教えてあげたでしょ?」

加蓮「それでカフェにドハマリしたからって、教えてくれた藍子のことをすっぽり忘れるとは限らないじゃん」

加蓮「っていうか……今の、幸せな顔で語る藍子を見たら、忘れることなんてできなくなっちゃうんじゃないかな……」

藍子「……、」

加蓮「たははっ。自分のことをもっと考えろー、って言い続けたの、私なんだけどね。藍子の顔を見てたら、案外こっちの方が藍子らしいかな、って思っちゃった」

藍子「ううん……」


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