56: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:48:52.97 ID:2aSI5GVy0
桃子「まぁいいよ。説明がめんどくさいし、ここまでバレちゃったから、記憶を全部戻してあげる。ちょっと身体に負担がいくだろうけど、耐えられるよね。桃子のお兄ちゃんなんだから」
桃子が俺の額を軽くこずく。
その瞬間、すべての記憶が濁流のように流れてきた。
57: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:49:55.15 ID:2aSI5GVy0
58: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:51:16.83 ID:2aSI5GVy0
P「桃子……お前は、間違っている」
桃子「お兄ちゃんと結ばれるために、何度も何度も世界を塗りなおしたよ。運命がお呼びじゃなくても、運命に蹴飛ばされても。運命自体を変えるためにね」
桃子「何度やってもお兄ちゃんは桃子のことを振り向いてくれないから、本当に困ったよ。でもお兄ちゃんに脚本を書かせることで分かった。桃子に普通の女の子で居てほしいだよね。だったら、次は桃子のクラスメイトなんてどう? 小学生に戻ったら世界の仕組みなんて気が付かないよね」
59: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:52:33.32 ID:2aSI5GVy0
P「桃子! いい加減にしろ!」
俺の渾身の思いを込めた大声に桃子がひるむ。
頭痛がひどいがなんとか立ち上がって言う。
60: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:55:05.01 ID:2aSI5GVy0
P「もちろん俺の告白の返事も悪かった。だけど、俺は桃子の生い立ちを利用して、恋愛に、もつれ込むようようなことはできなかった。騙すようなことはできなかった。俺は桃子を大事に思ってるんだよ。プロデューサーをやりながらでも、桃子にふつうの女の子としても青春を過ごしてほしいという矛盾した考えを持ちながらずっとずっとプロデュースし続けてるんだ」
桃子「お兄ちゃん……」
P「もう一回言う。元の世界に帰ろうぜ。さっき言ったとおり、やり直せる世界では俺は桃子に惚れない。でも元の世界ではもっともっと真剣に向き合ってやる。約束だ。」
61: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:55:56.01 ID:2aSI5GVy0
次に気が付くと、俺は俺自身の部屋のベッドの上だった。
元の世界に戻れたのか?
スマホを覗くと現代の日付だ。
62: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:56:53.93 ID:2aSI5GVy0
そこでもう1つの寝息が隣からすることに気が付く。
布団をめくると桃子が眠っていた。
とんだイタズラ少女だな。
63: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:58:03.27 ID:2aSI5GVy0
桃子「やっぱり桃子、お兄ちゃんのことなんか……」
P「嫌い?」
桃子「す、好きだけど……」
64: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:59:10.12 ID:2aSI5GVy0
ピンポーン
P「チャイムか……こんな朝っぱらから誰だよ」
P「はーい」
65: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 17:01:09.36 ID:2aSI5GVy0
P「いやこれは不可抗力で。ってまた来客!?」
このみ「なんでお姉さんはサポートに徹してばかりなの? ちゃんとファンディスクでこのみルートを実装しなさい!」
P「またあの世界行くつもりなのか?」
66: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2020/10/23(金) 18:26:53.01 ID:iUNQy8k70
>>2
周防桃子(11)
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