60: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:55:05.01 ID:2aSI5GVy0
P「もちろん俺の告白の返事も悪かった。だけど、俺は桃子の生い立ちを利用して、恋愛に、もつれ込むようようなことはできなかった。騙すようなことはできなかった。俺は桃子を大事に思ってるんだよ。プロデューサーをやりながらでも、桃子にふつうの女の子としても青春を過ごしてほしいという矛盾した考えを持ちながらずっとずっとプロデュースし続けてるんだ」
桃子「お兄ちゃん……」
P「もう一回言う。元の世界に帰ろうぜ。さっき言ったとおり、やり直せる世界では俺は桃子に惚れない。でも元の世界ではもっともっと真剣に向き合ってやる。約束だ。」
倒れそうになりながらも、桃子の手を握る。
桃子の頬には涙がつたっていた。
桃子「そっか。やっと気が付いた。桃子、叱ってほしかったんだ」
P「?」
桃子「自分でも間違っていると思ってても、止められなくなっていた。だからこそ、お兄ちゃんに大人として叱ってほしかったんだよ」
P「ああ。元の世界に帰ろう」
そこで意識は途切れた。
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