56: ◆X0TyCi.5oo[saga]
2020/10/23(金) 16:48:52.97 ID:2aSI5GVy0
桃子「まぁいいよ。説明がめんどくさいし、ここまでバレちゃったから、記憶を全部戻してあげる。ちょっと身体に負担がいくだろうけど、耐えられるよね。桃子のお兄ちゃんなんだから」
桃子が俺の額を軽くこずく。
その瞬間、すべての記憶が濁流のように流れてきた。
P「ぐううう。こ、これは……?」
桃子「そう。桃子は元子役でアイドル、お兄ちゃんは桃子のプロデューサーさんだよ」
P「頭が……頭が痛い」
桃子「ひどいよね。桃子がお兄ちゃんへの気持ちを伝えたのに、お兄ちゃんはこう言ったの『桃子は寂しいから、身近な大人に恋してるように感じるだけ。それに担当アイドルと恋愛することはできない』って」
頭痛のせいで身を崩し、地面にへばりついてる中で思い出した。
たしかに俺はそう考える。育のルートでも同じことを言った。
桃子「桃子とお兄ちゃんがアイドルとそのプロデューサーという関係じゃなかったらいいの? 桃子のお家が円満だったらよかったの? これが運命なのって思った。気が付いたら桃子は世界を塗り替える力を手に入れていたんだ」
67Res/46.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20