17:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 01:51:55.35 ID:7av7wDk10
「いやいや、ARKじゃねえし。現実だし。とは言えその感想は俺にもワカル」
姉弟は顔を見合わせる。二人とも、鏡映しのようにその顔は喜色満面である。そして声を合わせた。
「「冒険だァッ!!」」
18:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 02:12:42.78 ID:7av7wDk10
「ああ、なーるほろ」
思っていた以上に母親を理解している弟に内心舌を巻くひまわりだった。その事に自分よりもともすれば大人なのではないか、姉としての尊厳が危ういのではないかという一抹の不安と、葛葉のくせに生意気だというジャイアニズムがムクムクと鎌首をもたげてくるのであった。
「なら、仲良く喧嘩させとくぅ? トムとジェリっとくぅ?」
19:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 02:17:09.73 ID:7av7wDk10
>>17と>>18の間
「後は……やしきずのためでも有るのかもな」
「ん、それはどゆこと?」
20:名無しNIPPER[saga]
2020/09/21(月) 02:18:55.17 ID:7av7wDk10
というわけで今後時折来て「ド葛本社×異世界転生」書かせていただきます
よろしくお願いします
今日はここまで
21:名無しNIPPER[sage]
2020/09/21(月) 02:40:12.43 ID:eOtI4zhio
おつおつ
22:名無しNIPPER[sage]
2020/09/21(月) 10:18:21.08 ID:0sFfDVFIo
待ってる
23:名無しNIPPER[sage]
2020/09/21(月) 13:06:44.91 ID:UbxHPLMZ0
乙、応援してます
24:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 02:41:51.85 ID:3G5NISVX0
姉の軽口には気も留めず葛葉が歩き出し、ひまわりはその後を追った。弱いという発言に気を悪くしたのではないことは姉には理解が出来ている。この程度の丁々発止など彼らの間では日常茶飯事であった。
「どこ行くん? 当ては有んの?」
「無えよ、そんなん。けど水の音がした。ってことは近くに川がある。川があるってことはその流域に集落がある可能性は極めて高えんじゃねえの?」
25:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 02:43:19.67 ID:3G5NISVX0
「どこの川沿いに築かれた文明だ、ソイツは! 酔っぱらってんのか! 眼ぇ開けて寝てんじゃねえぞ、ほんひまァ!」
「はぁ? ヨーロッパめっちゃ川有りますしぃ。ヴェネツィアとか水の都ですしぃ。え、葛葉くんもしかして知らないのぉ?」
「無知なのはオメーの……と、ちょっとそこで止まれ姉ちゃん」
26:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 02:44:18.38 ID:3G5NISVX0
「でも、武器が無いよ」
ひまわりの指摘に葛葉は取り合わず立ち上がった。
「……ねーちゃんはそこでちょっと隠れててくれ。最悪、走ってきた道を引き返せよ?」
27:名無しNIPPER[saga]
2020/09/22(火) 02:47:15.85 ID:3G5NISVX0
次回、「葛葉、死す」
デュエルスタンバイ!
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