勇者ss 第2話(タイトル未定)
1- 20
14:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:37:18.05 ID:66ORp3Ez0
役人「ところで、君のお父さんの職業はなんだったかな?
君の弟は今年でいくつになる?元気にしているか?
君は母親のために毎日薬草を採りに行ってるんだったね。
確かにこの辺りはいい薬草が生えてそうだ。」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:37:57.60 ID:66ORp3Ez0
役人「何も難しいことをお願いしてるわけじゃない。
次に彼女が訪ねてきたら、飲み物にこの薬を入れて飲ませる。
薬が効いて彼女が眠ったら、窓を開ける。
それを合図に、近くに待機している私の部下が彼女を回収に行くから、君はただ見ていればいい。
それだけだ。できるね?」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:42:16.88 ID:66ORp3Ez0
彼女は話し終えてからもしばらく泣き続けた。ようやく泣き止んだ彼女を別室で休ませ、戦士と今後についての話を始める。

戦士「さあ、どうする?」

勇者「手口が汚い。それに監禁されている場所もあんな胡散臭い場所だろ?おそらくだけど、魔法使いはおおっぴらに犯罪者として連れていかれたわけじゃないと思うんだ」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:43:26.04 ID:66ORp3Ez0
塔には見張りはいなかったが、出入り口は閂か何かで内側から完全に閉じられていたため、外壁をよじ登り、窓の鉄格子を外して中に入った。

勇者「ここかな・・・」

戦士「ああ、可能性は高そうだ。」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:44:50.18 ID:66ORp3Ez0
戦士「酷いな、これは。」

戦士が顔をしかめながらそうつぶやく。僕もその痛ましい様子に、目をそむけたくなった。

勇者「大丈夫?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:45:48.01 ID:66ORp3Ez0
勇者「ごめんね、少しここで待ってて。」

異臭と汚れの残ったベッドの上に戻すよりはマシだろうと思い、泣きつかれて眠っている彼女を壁の近くまで運んで床に寝かせる。

加勢に向かうために部屋を出ようとすると、ちょうど戦士が戻ってきた。手を縛られて口をふさがれた兵士を一人連れている。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:46:56.28 ID:66ORp3Ez0
「ああ、助かったよ、ありがとう。でも[ピーーー]のは駄目だ。先にしなきゃいけないこともあるし。」

戦士の連れてきた兵士にちらりと目をやる。

「そうだな。」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:48:06.60 ID:66ORp3Ez0
勇者「もう一度聞きます。彼女の目と耳をもとに戻すには、どうすればいいですか。」

兵士「知らねえよ!あれはあいつの調教を始めてしばらくしてから、城の呪術師が呪いをかけていったんだ。解呪する方法はやつしか知らない。」

戦士の方をちらりと見る。
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:49:19.49 ID:66ORp3Ez0
勇者「僕はどうやって彼女の力を封じているか聞いただけです。
どうして、どうすれば彼女の力を戻せるか教えてくれたんですか。」

兵士「理由なんてねえよ!それを知りたかったんだろうが!他意はねえよ、本当だ!」

以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:51:30.16 ID:66ORp3Ez0
勇者「どうして、彼女をあんな目に合わせてるんですか?」

質問を続けると、兵士は落胆したようにため息をついて言った。

兵士「お前たちはこいつの何なんだ。知り合いか?」
以下略 AAS



55Res/47.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice