20:名無しNIPPER
2020/09/19(土) 22:46:56.28 ID:66ORp3Ez0
「ああ、助かったよ、ありがとう。でも[ピーーー]のは駄目だ。先にしなきゃいけないこともあるし。」
戦士の連れてきた兵士にちらりと目をやる。
「そうだな。」
戦士はそういうと、連れてきた兵士を地面に放り投げた。
僕は彼に近づくと口の拘束を解いた。
勇者「この塔で一番偉いのはあなたですか?」
兵士「だったら何だ。」
勇者「まずはいくつか知りたいことがあります。余計なことは言わずに、速やかに答えて下さい。彼女の視力や聴力を元に戻すためにはどうすればいいですか。」
兵士「教えるわけにはいかな・・・っ!」
兵士の足にナイフを突き立てると、彼は苦悶の声を漏らした。
勇者「お願いですから、速やかに答えてください。手荒なことはしたくありません。」
戦士「そんなんじゃ失血で気を失うかもしれねえぞ。
もっと安全なことから始めねえと。爪をはがすとかよ。」
勇者「・・・そうだね。ごめん、気を付けるよ。」
兵士の男を仰向けにして背中に乗り、彼の右手の小指をつかんだ。
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