小宮果穂「クズミさんがゴミを捨て」
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5: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:26:34.29 ID:sPru/fk9O

久住「小六かー。中学なったらめっちゃ部活の勧誘きそうやん。いまなんかスポーツとかやってるん?」

果穂「じつはあたし、アイドルなんです!」

以下略 AAS



6: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:27:58.63 ID:sPru/fk9O

久住「果穂ちゃん、ドーナツ食べる?」

果穂「いいんですか!?」

以下略 AAS



7: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:29:22.00 ID:sPru/fk9O

久住「ほんとに悪い奴は悪いことせぇへんで」

久住「悪い奴ほどよく眠るって言うてな、金も権力もある奴は貧乏人のアホどもに悪いことさせんねん」

以下略 AAS



8: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:30:29.04 ID:sPru/fk9O

 さっきまで果穂の心をはずませ、ウキウキさせてきたものが目の前の青年から一挙に消え去ったことが果穂には一目でわかった。

 それは、果穂にとってとてもおそろしいことだった。

以下略 AAS



9: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:31:32.39 ID:sPru/fk9O

 果穂はベンチにへたりこみ、太陽の光がさんさんと降り注ぎ、清潔で真っ白な公園をただただ見つめていた。暑さのせいで汗だくだったが果穂が感じていたのは悪寒だった。洪水に飲み込まれたかのように全身がびしょ濡れになっていた。陽炎の揺らめきが次第に本物の火に見え、その火は公園の木や遊具や街の人や子どもを焼き始めた。そのあとの光景は社会見学で行ったごみ焼却場で出た灰の山のようだった。

 幻影はすぐに消えたが、その余韻はひどく重く残った。打ちのめされた気分だった。果穂は敗北感を味わっていた。ヒーローのように。

以下略 AAS



10: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:32:36.85 ID:sPru/fk9O

 飲み物を買おうとしたとき、果穂は久住が捨てていったドーナツの紙袋に気づいた。

 果穂は紙袋を手に取った。袋の中にはドーナツが手付かずのまま残されていた。

以下略 AAS



11: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/06(日) 07:40:00.51 ID:sPru/fk9O

以上です。

久住って果穂ちゃんとめっちゃ仲良く話ししてそうだなって思ったあと、五味(ゴミ)やトラッシュといった別名を持つ見た目フィリップの久住がアジェンダ283を経た果穂ちゃんにとってヴィランなるんじゃないかと思って書いてみました。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage]
2020/09/06(日) 13:18:06.53 ID:PTdwa/n3o
おつおつ
MIU404よかったなあ
やっぱり蝶を捕まえきれないか…


13: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/07(月) 21:25:19.09 ID:lwBvQ79LO

ちょっと個人的に重要だと思ってる一文が抜けていたので追加します。3レス目、「」の中が追加した文章です。


「ベンチは自販機から遊具を挟んだ向こう側にあった。それはホームレスが就寝できないように中央には鉄製の仕切りが備えられているタイプのベンチで、そこにはすでに先客がいた。」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage]
2020/09/07(月) 21:33:55.13 ID:7O/voFwTo
おつー


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