85:名無しNIPPER[sage]
2020/08/14(金) 17:17:06.81 ID:/ltXQQef0
2
86:名無しNIPPER[sage]
2020/08/14(金) 17:40:08.31 ID:VoYiDPhDO
2
87:名無しNIPPER[sage]
2020/08/14(金) 17:50:06.61 ID:NxFnKKLQ0
2
88: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:06:55.58 ID:eY+H6i2KO
「断る」
89: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:07:57.34 ID:eY+H6i2KO
ランパードは苦笑した。
「……まあ、そう来るだろうよ」
「トリスのことだ、どうせ裏があるんだろう?それが何であれ、邪魔はさせない」
90: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:09:35.54 ID:eY+H6i2KO
「……あなた、もっと色々知ってるんじゃないの」
イスラフィルに向かう道中、私は魔王に訊いた。お昼を食べてから、彼の機嫌はずっと悪い。それはあのランパードという男によるものなのか、それとも私の迂闊さによるものなのか。……きっと両方だろう。
「色々とは、何だ」
91: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:10:20.31 ID:eY+H6i2KO
30メドぐらい先に、男たちが立ち塞がっているのが見えた。
イスラフィルまではまだ1、2キメドはあるはずだ。目撃者が多くなる街中ではなく、街道で待っていたということか。
92: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:10:46.24 ID:eY+H6i2KO
「清廉なる水の精霊よ
真実の姿を偽りに、偽りを真に曲げよ
心に惑いを、惑いを真実に変えよ……」
93: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:11:44.71 ID:eY+H6i2KO
「何をした?」
「説明は後で。今のうちに通るわ、霧の中では何もしないで」
馬に飛び乗り、霧の中を進む。魔王の背中に手を触れ、魔法の効果が彼に及ばないようにした。
94: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:15:33.91 ID:eY+H6i2KO
#
「結局、あの魔法は何だ」
宿のベッドに座りながら、魔王が訊く。私は少し得意気になって答えた。
95: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:16:25.81 ID:eY+H6i2KO
「……あの男が親代わり、だと?」
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