魔王と魔法使いと失われた記憶
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91: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 23:10:20.31 ID:eY+H6i2KO
30メドぐらい先に、男たちが立ち塞がっているのが見えた。

イスラフィルまではまだ1、2キメドはあるはずだ。目撃者が多くなる街中ではなく、街道で待っていたということか。


背筋に冷たいものが流れる。


「殺すの?」

「それしかあるまい」

私は昨日の、そして一昨日の夜のことを思い出した。……2日続けて惨い死体を、私は見ている。しばらく……というかできれば一生、人が死ぬのは見たくない。

「……やめて」

「殺らなきゃ殺られるんだぞ?」

「……そうでもないわ」

私は馬を降りて、男たちに向けて歩いていく。……近くには川が流れている。これは好都合だ。

「おい」

「すぐ終わるわ」

小さく呪文を呟く。


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