706:名無しNIPPER[sage]
2020/12/18(金) 16:48:46.02 ID:aOJnNIGDO
1だな
707:名無しNIPPER[sage]
2020/12/28(月) 00:09:30.93 ID:g6U9DEhfo
待ってる
708: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:31:36.75 ID:Dh94pGk20
大分お待たせしました。息抜きパートを作ろうと思案中なのですが、シナリオになかなかそれらしき区切りがつきません。
イメージとしては次の次の章ぐらいにそういう余裕ができそうなのですが、少々お待ちください。
とりあえず、投下します。
709: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:32:11.39 ID:Dh94pGk20
第27-3話
710: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:33:13.36 ID:Dh94pGk20
私がこの世に「生まれ落ちた」のは、1年前だ。
711: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:33:50.63 ID:Dh94pGk20
#
オフィーリアさんはロックモール郊外の彼女の私邸に、私を匿った。そして、人としての生き方や知識を色々と教えてくれた。
彼女は、ユングヴィ教団のロックモール支部を束ねる人だった。一応原理主義派に属しているけれど、心情的には世俗派に近いらしかった。
712: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:34:41.62 ID:Dh94pGk20
#
それは、ほかならぬユングヴィ教団によって壊された。私の存在が、どこからか漏れたのだ。
713: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:35:20.44 ID:Dh94pGk20
#
最初は、当面の隠れ蓑としてしか、彼のことを考えていなかった。でも、彼は真っすぐで、優しかった。
そう……先代たちが愛してしまった男たちのように。
714: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:35:58.45 ID:Dh94pGk20
#
ああ、なのに。分かっていたのに。
715: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:36:26.04 ID:Dh94pGk20
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彼の胸に抱かれながら、私は悔恨の念でいっぱいになっていた。
でも、涙は、流れない。すごく泣きたい気分なのに、泣けないのだ。
716: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/12/29(火) 21:37:07.92 ID:Dh94pGk20
「なっ!!?」
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