41:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:41:24.11 ID:34E8RAEK0
「真壁×高坂..イヤ次も王道の高坂×真壁で行ってみるか...高坂先輩に作品を酷評されているところを、高坂先輩が真壁先輩を慰めに来てイイ感じになってそのまま...(/ω\)イヤン」
「(/ω\)イヤンじゃねえ!!即刻その腐りきった妄想をドブ川に捨ててこい!!」
42:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:41:55.85 ID:34E8RAEK0
「ちょっと先輩...私の作品の論表が他の人に比べると大分短かったと思うんだけど..私の作品だけ手抜きをしているわけじゃないでしょうね?」
「あ、ああ..別に手を抜いたわけじゃねーよ..俺なりに思ったことはきちんと述べたつもりだ...」
43:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:42:25.40 ID:34E8RAEK0
「う〜む...俺の目で見ると五更の作品は..少々読むのがシンドイな..この分厚い設定資料を読んでからじゃないと物語で何を言っているのかわからないというのは...プレイヤーにとって酷な話だぞ?」
「そうですね..プレイヤーっていうのは基本的に短気で即物的な人が多いですから...これではプレイをする前にソッポを向かれてしまうと思います。」
「そ..それは..ふ..フフ..これは選ばれたモノだけがプレイすることができる魔導書なのよ...我が魔力に導かれた我が眷属に値するモノだけがこのゲームをプレイすることができるのよ」
44:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:42:52.45 ID:34E8RAEK0
「まあ..要はやたらと分厚い説明書ってところですかね..でも..これはダメですね..」
瀬菜はペラペラと魔導書もとい説明書をペラペラとめくり、遠慮の一切ない言葉で黒猫の作品を切り捨てた
45:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:43:21.08 ID:34E8RAEK0
「まず第一に...この分厚い設定資料を読まないとゲームを進めることができないのなら...この設定資料もデータに取り込まなくてはならなくなります..」
「確かに..この分厚い資料をテキストに直すとなると..それだけで膨大なリソースを取られてしまうな...」
46:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:44:00.21 ID:34E8RAEK0
「まさかこの分厚い資料を量産してプレイヤーの人に郵送で届けるなんてできるわけないでしょう?」
「ッ!」
47:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:44:29.81 ID:34E8RAEK0
「それに...設定が複雑な上に...中二セリフのオンパレードで読むのも正直言ってシンドイです...恥ずかしくなってくるというか...」
瀬菜の遠慮の一切ない評論が続く...
黒猫の作品に対する俺の感想は瀬菜とまったく同じだった。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:45:19.07 ID:34E8RAEK0
「.....ヒック」
悔しそうに目に涙を浮かべる黒猫を見て、部長や瀬菜たちはしまったという表情を浮かべる
49:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:45:48.97 ID:34E8RAEK0
俺は黒猫を傷つけたくないから卑怯な手を取った...
黒猫を傷つける痛みに俺が耐えることができない..黒猫に本当の感想を告げるのを恐れ、うやむやにしてしまおうとした..
50:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:46:16.63 ID:34E8RAEK0
「黒猫...」
「なにを情けない顔をしているのかしら?私を見くびらないでちょうだい...」
黒猫は凛とした表情で俺の顔を見据えてきた
51:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 18:46:47.43 ID:34E8RAEK0
「さて..後は私のだけですね..高坂先輩!!明日はちゃんと持ってきてくださいよ!?」
「あ..ああ..わかってるよ..」
瀬菜のBLシナリオをみんなの前で評論するのか...黒猫の時以上に気が重い...絶対荒れるだろうなコイツ...
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