38:名無しNIPPER[saga]
2020/06/26(金) 18:14:18.39 ID:W5lmC8VA0
「……おっ」
入ってきたのは、案の定魔法使いさんだった。
私を見てちょっと驚いた彼に対し、咄嗟にカメラを向けてシャッターを押す。
カシャッ。
「は?」
「……あは♪ 小さな幸せ、なんてね」
彼にとっては、唐突に写真を撮られた上に、訳の分からないことを言われた格好だ。
さすがに怪訝そうな顔をされちゃったけれど、魔法使いはあまり追求してこなかった。
「トレーナーさん、褒めてたぞ。
今日は調子が良かったそうじゃないか」
手に持っていたファイルをデスクに置き、椅子に腰掛けて彼は続ける。
「もう帰ったと思っていたが、何かあったのか?」
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