花子「新しい!」貞子「生活!」メリー「なの!」
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122: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:25:34.33 ID:mjqEPgWd0
医者「男さんは現在、何者かによって生命力を奪う呪いを受けている状態です」
花子「生命力を奪う呪いって・・・・・・都市伝説の奴らか」
医者「この呪いが男さんの生命力を少しずつ削っているので、全て削り切るまでに2ヶ月ぐらいかかると思ってください」
123: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:26:42.21 ID:mjqEPgWd0
医者「メリーさんの元来の生命力が100あるとします。この内普段の生命維持に使う分が30、一日の活動で使う分が20だとします。これで一日の生命力が半分失われるわけですね」
貞子「えっ、そ、そんなに使うんですか?」
医者「元々無生物であった身体を生物に変えて行動するというのはとても負担が大きいのです。付喪神なんかもそれですぐ消えてしまって、中々世に残らないんです」
124: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:27:59.56 ID:mjqEPgWd0
医者「この生命リンクの禁呪を使うと、メリーさんと男さんの生命力は常にイコールの状態、つまり二人とも52になるわけですね」
花子「あっ、そっか。100と4を足して2で割って52か」
医者「ですが、メリーさんは日常生活を送っているだけで50の生命力を消費します。そうすると余剰分が2しか残らないわけです」
125: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:28:29.37 ID:mjqEPgWd0
隣人「もしもし社長っ!?生命リンクの禁呪が書かれた本とか持ってました!?」
社長『え?はい、確かに持って社長室に置いてましたけど、隣人ちゃんが使わないようにお姉ちゃんの家に移送しましたよ?』
隣人「そのお姉さんってあれですよね。メリーさんの仕事場の」
126: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:29:26.34 ID:mjqEPgWd0
隣人「うーん、先輩とメリーさんが問題なく動けるようにするための方法・・・・・・」
貞子「メリーさん、やっぱり男さんに対する愛がすごいですね」
隣人「え、突然どうしました?」
127: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:33:42.22 ID:mjqEPgWd0
医者「許可するわけないでしょう」
隣人「でも!それで二人が救えるかもしれないんですよ!」
医者「生命力を補充する方法は他にもあります。大切な人のことを想っての行動なのは理解できますが、結果を焦っていいことはありません」
128: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:34:47.30 ID:mjqEPgWd0
貞子「よし、男さんたちのことはお医者様に任せました!私たちは待つだけです!」
花子「いや、ダメでしょ」
隣人「お医者様が言っていた呪いを解呪する方法、呪いをかけた犯人。ここがわからないと」
129: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:35:19.64 ID:mjqEPgWd0
社長「男くん自身は衰弱状態、メリーさんは人形化して休眠中。そしてその原因は男くんにかけられた呪い」
隣人「社長は解呪とかできないんですか?」
社長「私は無理ですね」
130: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:36:24.19 ID:mjqEPgWd0
隣人「うーん、部屋に特に異常はなし・・・・・・争った形跡もないですね」
花子「争う暇もなくやられたってこと?」
姉「少なくとも部屋に入り込んでくるってのは確定しているのよね?部屋で倒れていたんだから」
131: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/22(月) 14:37:36.18 ID:mjqEPgWd0
男(・・・・・・なんだ、ここは。周りが、すごく暗い)
男(暗い何かが、襲ってきている。俺は、いったいどこにいるんだ?)
男(・・・・・・でも、俺のいるところまでは来ない。いや、阻まれているのか?)
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