52: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/11/04(水) 04:38:20.33 ID:GniNMonS0
女「……」
表情から、理解しているとは到底思えない。
男「あと、わかったら頷くだけじゃなくてちゃんと返事をしろ」
53: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/11/04(水) 17:00:41.05 ID:GniNMonS0
本当に不思議なやつだ。
今日はとことん、彼女に付き合ってやろう。そう思った。
なんの合図もなく、自由に歩く。
54: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 00:55:04.37 ID:JGFtN5qb0
女「……」
彼女は自らの背中を指さす。
男「なんだ」
55: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 01:26:51.07 ID:JGFtN5qb0
女「知りたい?」
男「ああ?」
女「私のこと」
56: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 01:36:10.16 ID:JGFtN5qb0
不思議っ娘は俺の身体から離れて、歩き出した。
男「お、おい」
女「……」
57: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 01:44:58.42 ID:JGFtN5qb0
女「着いた」
男「え……ここって」
周りを見渡す。ここは、昨日と同じ場所だ。
58: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 02:00:14.67 ID:JGFtN5qb0
男「えっ……」
指さした場所だけが、ごっそりと。
それ以外は何も変わっていない。
59: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 02:07:06.13 ID:JGFtN5qb0
男「……ん?」
強風が止んだ。
眼を開き、彼女が見据えている場所に俺も目をやる。
60: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 02:16:27.09 ID:JGFtN5qb0
俺はついていくしか選択肢がないじゃないか。
男「なにがどうなってるんだ……」
夢にしてはなにもかもがリアル過ぎる。
61: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 02:19:42.70 ID:JGFtN5qb0
しばらくするとUFOの一部分が静かに音を出して、中へと続く入り口を形成した。
男「は、入るのか?」
女「うん」
62: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2021/01/14(木) 02:24:17.12 ID:JGFtN5qb0
彼女の家。
いや、これは明らかに家じゃないぞ。
どこかのアトラクションみたいじゃないか。
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