セイバー「聖杯大喜利戦争 座布団十枚目!」イリヤ「おめでとーございまーす!」
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◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:46:47.95 ID:VqN+vqBbo
そう言った士郎は、けっして大きく表情が変わったわけではなく、それでもはっきりと、その奥の悲痛な思いが伝わる顔をしていた。
なかなか笑顔を見せてくれない士郎。ぶっきらぼうな士郎。怒りに震える士郎。けれども、今まで見たことがあったろうか、こうも哀しい目の士郎を。
「うろ覚えの記憶だけど……半分、寝てるような時だったか、俺のために義母さんが泣いているのを聞いたんだ。セイバーがどんな思いでいるのかも」
以下略
AAS
6
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:48:54.32 ID:VqN+vqBbo
「ずっと人を救いたいって思ってた。誰かが幸せなら俺も嬉しい。それで十分だって。けど、周りからセイバーが蔑まれるのは……俺を思って、自分からそう振る舞う姿を見るのは……すごく辛かった」
「本当に馬鹿だ。アイツが俺を見てイラつくのも無理ない。他人を救うことばかり気にしているつもりで、その実、何も見えていなかったんだ。
誰かを救うために俺が苦しむなら……俺のことを思ってくれる人は、どう感じるのかなんて、考えたことも無かったんだから……」
以下略
AAS
7
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:49:45.71 ID:VqN+vqBbo
そっと士郎の手が肩から降りて、そのまま私の手を握る。日も沈みかけた中で、むき出しのままだった私の手に、わずかなぬくもりを探すように、あるいは、自分の暖かさを伝えるように、士郎は強く私の手を握る。
押し殺していた感情が堰を切ったようにあふれ出して、それでも涙だけは流すまいと涙腺が緩むのを堪える。背負っていたはずの荷は気づけば、その重さを失っていた。
「それでは、正義の味方になるという夢は……」
以下略
AAS
8
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:50:46.79 ID:VqN+vqBbo
「……よかった。この抜け殻のような身でも、出来ることはあったのですね」
「抜け殻?」
以下略
AAS
9
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:51:42.74 ID:VqN+vqBbo
「セイバーのプレゼントを間違って遠坂に渡して……だから、遠坂用のを桜に渡して、桜のをセイバーに渡したんだ。アーチャーがネタにしたときは、本当に焦った」
衝撃というならば先ほどの言葉よりも遙かに、音でも鳴ったのではないかというくらいのショック。
以下略
AAS
10
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:52:50.51 ID:VqN+vqBbo
私がそういうと、士郎はそれを皮切りに、それまでの申し訳なさそうな顔が一気に崩れて、笑い出した。
「いや、桜に丼なんかプレゼントしたら口きいてもらえないって」
以下略
AAS
11
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:58:00.52 ID:VqN+vqBbo
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※()の中は着物の色
以下略
AAS
12
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 14:59:21.48 ID:VqN+vqBbo
ギルガメッシュ「……」
言峰「……」
以下略
AAS
13
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 15:01:58.37 ID:VqN+vqBbo
言峰「お…………お………ちょ、おま、もう少し加減を――」ガクガク
ギルガメッシュ「ど な い や ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」バギィ!
以下略
AAS
14
:
◆8cB8K086lg
[sage]
2019/12/25(水) 15:03:04.67 ID:VqN+vqBbo
大河「さぁ、改めて大喜利の時間よ……あ〜、懐かしの司会席。正に実家のような安心感ね」
大河「よし。まずは英霊の皆さんのご挨拶からどうぞ」
以下略
AAS
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