セイバー「聖杯大喜利戦争 座布団十枚目!」イリヤ「おめでとーございまーす!」
1- 20
9: ◆8cB8K086lg[sage]
2019/12/25(水) 14:51:42.74 ID:VqN+vqBbo

「セイバーのプレゼントを間違って遠坂に渡して……だから、遠坂用のを桜に渡して、桜のをセイバーに渡したんだ。アーチャーがネタにしたときは、本当に焦った」
 
 衝撃というならば先ほどの言葉よりも遙かに、音でも鳴ったのではないかというくらいのショック。

「シロウッ、貴方という人はっ、貴方という人は……っ」

「許してくれ。他に方法が思いつかなかったんだ」

「……いつのプレゼントですか」

「……一昨年のクリスマス」

「一昨年の……あのどんぶりかっ。シロウ、貴方は他の女に渡すはずの贈り物で、私に日々の糧を食わせていたというのですかっ」

「ああそうだ。お茶碗三杯分は軽く収まるどんぶりだ」

 なんということだ。あの毎日の食事を彩ってくれたあの丼が、桜の手に渡るはずの物だったなんて。なんという恥知らずで、女心を踏みにじる行為だ。しかも、選び方が悪すぎる。確かに桜はなかなかの健啖だが、常日頃体重を気にしている彼女にそんなものを贈るなど、嫌がらせに等しい行為では無いか……

 そこで、はたと気づいた。

「シロウ、私を謀りましたね」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
89Res/50.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice