ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:23:41.08 ID:kNKMPaOnO
「ハリー! 君ね、いくらいけ好かない奴だからって、女の子を泣かせるのはよくないよ!」
「そうよ! 謝りなさい!」
「ええっ!? ご、ごめん! ほんとごめん!」
それまでの高飛車な雰囲気は消え失せて年相応な少女のように泣きじゃくるドラ子を見て、ロナルド・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャー双方から非難の声があがり、ハリーは慌ててドラ子に謝罪するも一向に泣き止まず。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:25:24.00 ID:kNKMPaOnO
「でも、僕は君たちと一緒に……」
「なぁに、すぐにまた学校で会えるさ」
「そうよ。だからその子の話を聞いてあげて」
難色を示すと常日頃から能天気なロンは気さくに再会を約束して、世話焼き気質のハーマイオニーに再び促されたので、仕方なくハリーは座席を立ち、泣きじゃくる少女に声をかけた。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:26:37.07 ID:kNKMPaOnO
「ひっく……えっく……」
「あのさそろそろ泣き止んでくれないかな?」
場面は変わりドラ子のコンパートメントにて。
未だひゃっくりを繰り返すドラ子にどう接していいのかわからず、ハリーは困っていた。
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:28:09.69 ID:kNKMPaOnO
とはいえ、ハリー・ポッターは別だ。
彼はクラッブやゴイルとは全然違った。
少し痩せすぎだけど、可愛い顔をしている。
そして何より、どことなく物憂げで儚い。
そんな表情に、自分と通ずるものを感じて。
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:29:43.51 ID:kNKMPaOnO
「ど、どうして家来になってくれないの?」
「僕には君に従う理由がないからね」
面食らって尋ねると、さらりと回答された。
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AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:31:32.65 ID:kNKMPaOnO
「あの噂って、本当なの?」
「噂? ああ、闇の帝王がどうのってやつ?」
「偉大な闇の帝王を本当に打ち負かしたの?」
「ヴォルデモートは偉大なんかじゃない」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:33:16.55 ID:kNKMPaOnO
「あなたは傲慢なのね」
「君ほどじゃないさ」
率直に所感を述べると、即座に言い返された。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:34:48.37 ID:kNKMPaOnO
「ねえ、さっきの人たちだけど……」
「ロンとハーマイオニーのことかい?」
「あまり、親しくなるのはお勧めしないわ」
ドラ子は不思議だった。完全に無意識である。
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:36:31.61 ID:kNKMPaOnO
「なんで血統の重要性を理解してくれないの」
「純血だったら魔法を上手く扱えるのかい?」
「そりゃあ、もちろん……」
「でもハーマイオニーは僕の眼鏡を直したよ」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:38:44.98 ID:kNKMPaOnO
「なんでまた泣くかな……そんなに怖かった?」
先程の迫力が嘘のようになりを潜めたハリーは困った顔をして、ドラ子の背中を撫でている。
彼は別に顔が怖いわけではなくむしろ可愛い。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:41:00.35 ID:kNKMPaOnO
『うーむ。これは難しい……どうしたものか』
ホグワーツに着いて早々、儀式が始まった。
帽子が決定する、恒例の組み分けの時間だ。
ホグワーツのクラスは各学年ごとに4クラス。
以下略
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