ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 21:34:48.37 ID:kNKMPaOnO
「ねえ、さっきの人たちだけど……」
「ロンとハーマイオニーのことかい?」
「あまり、親しくなるのはお勧めしないわ」
ドラ子は不思議だった。完全に無意識である。
自分の口が勝手に動いているみたいだった。
とにかく、彼を自分の傍に置きたかった。
その為には彼らが邪魔だった。故に排除する。
それが貴族のやり方でそれしか知らなかった。
「ドラ子、さっきも言っただろう? 僕は自分の友達は自分で選ぶって。忘れたのかい?」
「でも、片方は穢れた血だし……」
俄かにハリーの機嫌が悪くなったことに焦り、つい侮辱的な言葉を口にすると追求された。
「穢れた血? それって誰のことだい?」
「ハーマイオニー・グレンジャーのことよ」
ハリー・ポッターを含め同級生についてはルシウスが調べあげており、ドラ子に伝えていた。
その中でもマグルの両親の間に生まれたハーマイオニー・グレンジャーは特異であった。
穢れた血の癖に純血を凌駕する才覚を持ち合わせているらしく、ドラ子は気に入らなかった。
「穢れた血って、どういう意味だい?」
「両親がマグル生まれの魔法使いのことよ」
「どうして穢れた血と呼ばれるんだい?」
「純血の血を薄汚いマグルの血で汚すから」
今や、血統書付きの純血の魔法使いは少ない。
それは全て、グレンジャーのような穢れた血が魔法界で大手を振って歩いているからだ。
まだ隅で隠れるように生きているならばいい。
しかし、ハリー・ポッターと同席は許せない。
「だから穢れた血なんかと親しくしないで」
けれどハリーは全く興味なさそうな顔と声で。
「僕は血統なんかで友達を選んだりしない」
純血至上主義者ドラ子の価値観を、否定した。
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