802: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:33:45.06 ID:fFXJOFQl0
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次の日。俺は行動を開始した。
男「本当に音は出ていないんだな」
803: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:34:36.45 ID:fFXJOFQl0
男「そうだ。こっちから一方的に話すってのも嫌だろ?筆談用に紙とペンがいるな」
とりあえず手元にあった手のひらサイズのメモ帳とペンを渡す。
男「明日ホワイトボードとか買って来るか、ん?」
804: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:35:41.81 ID:fFXJOFQl0
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男「眠くならないってどんな感じなんだい?」
【眠くならないが分からないように、私にも眠いが分かりません】
805: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:36:17.63 ID:fFXJOFQl0
男「今喋った?」
「!」
男「なんで直接、って」
806: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:37:10.80 ID:fFXJOFQl0
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色々検証した結果、お互い頭が接触した状態が最もクリーンに声が聞こえると判明した。
男「でもこれ会話し難いな」
807: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:38:41.07 ID:fFXJOFQl0
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教授「へぇ面白い。頭かぁ、それはまた。ふふ、見込み以上だね」
男「でもいいんですか?この娘外に出しても」
808: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:40:05.37 ID:fFXJOFQl0
男「へぇ、あれ?この人の声は聞こえてるのか?」
『はい』
男「え」
809: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:41:24.44 ID:fFXJOFQl0
教授「そうだ。私もそれ試していいかい?」
「…」コクリ
少し不満げながらも承諾された。
810: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:42:21.68 ID:fFXJOFQl0
男「その黒い白衣はなんなのか、だそうです。自分も気になってましたけど」
教授「これかい?研究者なら白衣だろうと昔は普通のを着てたんだがね、コーヒーのシミが目立つから黒にしたんだ」
『え、それ意味ないのでは』
811: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:46:39.56 ID:fFXJOFQl0
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そんな感じで研究とは名ばかりの緩い生活が始まった。
男「おはよう」
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