505: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:56:45.08 ID:3gV1RL+U0
叢雲『二人ともー!そろそろ休憩よー!!』
叢雲の号令を受けて二人が戻ってくる。
叢雲『どうだった?』
506: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:57:12.22 ID:3gV1RL+U0
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秋雲が艤装を工廠に持っていったのでしばし休憩となった。
緋色『陸離れって何か対策とか、コツってないのかしら』
507: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:57:41.00 ID:3gV1RL+U0
緋色『ねーねー二人ともぉ!』
少し行った所でこちらに声をかけてきた。
叢雲と顔を見合せながら緋色の方へ向かう。
508: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:58:17.32 ID:3gV1RL+U0
叢雲『船の底の方って赤かったり青かったり、ともかくその材質とは違う色が意図的に塗られているのは分かるわよね』
緋色『そうね。私がさっき履いてた艤装も底は赤かったわ』
男『確かにそうだな。艦娘は大抵赤かな』
509: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:59:12.11 ID:3gV1RL+U0
叢雲『そんなってレベルじゃないわよ。深刻な理由よ』
男『フジツボがか』
叢雲『フジツボは子供を海に放流するの。そしてそれは岩や船底なんかにくっついて成長し、それみたいにピッタリ張り付くフジツボになるの』
510: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:59:38.21 ID:3gV1RL+U0
叢雲『とにかく、この赤色はそのフジツボが付かないように塗られているものなのよ。細かい原理は省くけれど、そうね、防水スプレーのイメージね』
男『って事はかけ直したりしなきゃいけないのか』
叢雲『ええ。だから色々と研究開発されてるのよ』
511: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:00:14.16 ID:3gV1RL+U0
緋色『えいっ』コツン
男『落ちるなよ』
緋色『うーん本当に取れないわねフジツボ。岩と変わらないわ』
512: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:00:56.09 ID:3gV1RL+U0
緋色『あ、戻ってきたみたい』
叢雲『残念、休憩終わりね』
秋雲『なになにぃ?何の話してたの〜?』
513: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:01:32.70 ID:3gV1RL+U0
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叢雲『どうだった』
工廠に戻ると同時に尋ねる。そのために今日をセッティングした面もある。正直気になって仕方なかった。
514: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:02:08.63 ID:3gV1RL+U0
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秋雲「でぇ?そっちの秋雲さんと出会っちゃってドキドキしちゃったわけぇ?」
男「うるせぇ」
515: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:02:44.59 ID:3gV1RL+U0
男「なんだ今の?」
秋雲「あーちょっと待ってて〜」
秋雲がわざわざ画面から消える。戻ってきたその手にはA4位の封筒が握られていた。
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