513: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 02:01:32.70 ID:3gV1RL+U0
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叢雲『どうだった』
工廠に戻ると同時に尋ねる。そのために今日をセッティングした面もある。正直気になって仕方なかった。
夕張『秋雲と会った時凄く動揺してたわ』
叢雲『そんなに?』
昨晩は必死に動揺を隠そうとしていたけれど。
夕張『暫く言葉も出せないってくらい固まってた。やっぱり何かあったんじゃないかしら』
叢雲『んー、だとしても何かって何かしら』
夕張『…駆け落ち?』
叢雲『そういうのいいから』
夕張『でも現時点じゃなんともって感じね』
叢雲『やっぱりあの箱を調べるしかないかしら』
夕張『でもそれって最終手段じゃ』
叢雲『そうなのよねー。さてどうしたものか』
これ以上は揺さぶっても何も出てこない気がする。もっと具体的な手段で調べる他にない。
叢雲『あ』
端末から音が鳴る。この音は司令官からだ。
夕張『暫くはそっち優先ね』
叢雲『緋色の艤装、任せたわよ』
夕張『はい。そちらも頑張って』
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