509: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/03/08(月) 01:59:12.11 ID:3gV1RL+U0
叢雲『そんなってレベルじゃないわよ。深刻な理由よ』
男『フジツボがか』
叢雲『フジツボは子供を海に放流するの。そしてそれは岩や船底なんかにくっついて成長し、それみたいにピッタリ張り付くフジツボになるの』
緋色『この子達も頑張ってるのね』
叢雲『頑張ってるなんてもんじゃないわよ。フジツボの幼生はね、何かにくっつく時その材質に合わせた接着剤を自分で作って張り付くのよ。とんでもない吸着力よ』
男『わざわざそんな事してるのか。自然って凄いな』
叢雲『凄いのは認めるけれどね。まあそんな感じで船底にビッシリ張り付いてくるのだけれど、当然そんな余計な突起物付けていたらその分スピードは落ちるし燃費も悪くなるわ。靴にガムつけて歩きたくはないでしょう?』
緋色『ガムかぁ。どうなの?』
男『幸いガムを踏んだことはなくてな』
叢雲『私もないけど多分そんな感じよ』
緋色『今度試してみようかしら』
叢雲『ごめん言い出しといてなんだけれどそれはやめておきなさい』
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