298: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:22:52.19 ID:clR9XJvv0
叢雲『まあ上手くいったと思うわよ。それで昨日話してた掃除のシフトの件なんだけれど、以前B班とD班でメンバーを変えようって話が出てたじゃない?それも含めて』
提督「あー待って待って、今こっちを片付けたいから。そうだね、案があるならまとめといてくれないかな。終わったらそれを見て決めるよ。と言っても僕が口を挟む余地はない気もするけど」
叢雲『りょーかい』
299: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:23:33.45 ID:clR9XJvv0
叢雲『それは?』
提督「ここよりもう少し南の、ほら前に演習をした鎮守府があったろ?あそこからの報告で深海棲艦に少し妙な動きがあるらしくてね。以前タンカー襲撃があったのもここだ」
叢雲『…ウチの船団護衛のルートにも近いわね』
300: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:24:01.95 ID:clR9XJvv0
吹雪『はいっ!お任せ下さい』ビシッ
嬉しそうに、とても嬉しそうに。跳ね上がらんばかりにビシリと敬礼をしてみせる吹雪。
そう。
301: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:24:50.56 ID:clR9XJvv0
提督「よし終わり。工廠の方も片付いたし後は、は…あれ?」
吹雪『どうしました?』
叢雲『どうしたの?』
302: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:25:30.30 ID:clR9XJvv0
提督「…」
叢雲『…』
提督「だ、大丈夫だった?」
303: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:26:15.29 ID:clR9XJvv0
提督「誰か真似するといけないしなぁ。ここは提督としてビシッと言わなきゃか」
叢雲『そうよ。アンタが私達の』
"なれなかったんだよ"
304: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:26:49.55 ID:clR9XJvv0
吹雪『取ってきましたあ!』バタンッ
叢雲『!?』バッ
提督「あら、おかえり。あった?」
305: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:27:21.82 ID:clR9XJvv0
提督「…君が仕事をしろと言わないのなら空いてるよ」
叢雲『仕事はしなさい。無理のない範囲で』
提督「そういえば、緋色が来てからもう二週間は経つね。ここ暫くはご無沙汰だったか」
306: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:28:38.43 ID:clR9XJvv0
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朝から始めた掃除を終え江風と共に昼食を食べ、そのまま江風にここでの生活や業務を緋色に説明してもらった。
意外にもちゃんと説明出来ていて驚いたが、叢雲曰く体を動かさない限りはマトモな娘だそうだ。
307: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:29:12.42 ID:clR9XJvv0
提督「でも夕方頃に寝たのなら一昨日みたいに今頃起きるんじゃないですかね」
男「そこはなんとも。それならそれで今日お風呂に入れられますし」
叢雲「お風呂って長屋の、アナタが使ってるやつよね」
308: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:29:46.04 ID:clR9XJvv0
叢雲「中に入らなくったって脱衣場で待ってれば事足りるわよ」
男「いやいやそれが不味いだろって話じゃないのか!?」
叢雲「直接見るわけじゃないし扉越しに声でも掛けてればいいわよ。あの娘も気にしないと思うわよ」
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