300: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2020/06/15(月) 02:24:01.95 ID:clR9XJvv0
吹雪『はいっ!お任せ下さい』ビシッ
嬉しそうに、とても嬉しそうに。跳ね上がらんばかりにビシリと敬礼をしてみせる吹雪。
そう。
私達にはこれが必要なのよ。
前に進めという指針が。
背中を押す声が。
駆逐艦叢雲の歩んだ歴史は、経験は、私のこの足で歩んできたものじゃない。私達は皆結局のところ生まれて間も無い赤子に過ぎない。
司令官はそんなまだ空っぽな船の中を満たしてくれる、そういう存在。
なんて。別に難しい話じゃないわ。
海がしょっぱいのと同じ様に、船には船長が必要なのよ。ただそれだけの単純な話。
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