梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」
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23: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/10/06(日) 21:33:23.67 ID:RQR8trEn0

パカ「長い間鶴乃の側にいてくれて、いつも鶴乃を引っ張って、鶴乃がウワサになっときも、誰よりも早く、誰よりも深く、鶴乃のことを理解して鶴乃を救ったのはやちよじゃないのかパカッ?!」

鶴乃「・・・・・・・」

パカ「メルの事、お爺ちゃんが亡くなった事、お母さんやお婆ちゃんの事、一家を守る重責・・・・。鶴乃はいっぱい抱えていて傷ついていたパカ。明るい笑顔の奥に隠れた、そんな本当の鶴乃を一番最初に見つけたのはやちよ。違うパカッ?」

鶴乃「違くない・・・」

パカ「それに、ほら、この声を聞くパカッ」

鶴乃「声?」



  < 鶴乃さんが何かブツブツ言ってます! 意識が戻りかけてます! いろはさんもっと呼びかけて!
  
  < はいっ! 鶴乃ちゃーん!! お願い目を覚ましてー!!



鶴乃「みふゆ・・・いろはちゃん・・・。わたしの事を必死に呼んでる・・・」

パカ「そうパカッ。みんな鶴乃に戻ってほしいって思ってるパカッ」

パカ「いろはだって、やちよだって、みんな鶴乃に頼りたいし、頼って欲しいって思っているパカッ。そうやってみんなで手を取り合い目指す先にこそ、鶴乃が本当に求めている最強があるんじゃないのかパカッ?」

鶴乃「・・・・うんっ!」

パカ「それとも鶴乃は得体の知れない力に頼ってたった一人で最強になりたいパカッ? 仮にそれで最強になれたとして、鶴乃は本当にそれで満足パカッ?」

鶴乃「・・・・・いやだっ。そんなわたしは嫌だっ!」

パカ「だったら一人で無理をするなパカッ! パカにも鶴乃の手を取らせてくれパカッ!」

鶴乃「わかった! パカに手はないから足を借りるね!」

パカ「任せろパカッ!」

鶴乃「・・・・あっ!?」

パカ「どうしたパカッ?」

『身を委ねて。こっちに来て。あなたを最強にしてあげられる』

鶴乃「うっ?! まただっ・・・頭が割れそう・・・でも・・・! もうわたしはっ! 迷わないんだからっ・・・!!」

パカ「そうパカッ! パカなら鶴乃を乗せてみんなの所へ連れ戻してやれるパカッ! こっちに来るパカ!」

鶴乃「・・・うんっ! ありがとうっ! そっちに行くパカよっ!」

パカ「来いパカッ!」

鶴乃「せ〜のぉ〜っ!」

パカ・鶴乃「「フューーージョン!! ハァッ!!」」






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