11:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:13:05.46 ID:pLwUdLuz0
――中谷邸
ジュリア(噂には聞いてたけどマジで広い家だな。花壇とかもきれいに整えられてたし。なんか緊張するな……)
12:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:14:13.14 ID:pLwUdLuz0
ジュリア「いただきます」パクッ
ジュリア(……! 美味い……。豪華なディナーってわけじゃないけど、美味しくて安心する。これが家庭の味ってやつか)
育「どう? ジュリアさん。わたしのおかあさんの作るご飯、おいしいでしょ?」
13:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:14:50.04 ID:pLwUdLuz0
――そして夕食後
育「ここがわたしの部屋だよ。どうぞ」
14:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:15:24.43 ID:pLwUdLuz0
ジュリア「……あたしが生まれて初めてギターに触ったのは、うちの父さんにギターショップに連れて行ってもらったときなんだ」
育「そうなんだ。ねぇ、ジュリアさんのおとうさんって、どんな人なの?」
ジュリア「よくいる九州のオッサンさ。ただ、若い頃バンドをやってたらしい。みんなでプロを目指してビッグになってやるぜ、なんて夢を語り合ったりもしたそうだ」
15:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:15:55.03 ID:pLwUdLuz0
育「わたしも、ジュリアさんと会えなくなっちゃったらさみしいよ」
ジュリア「そうさ。あたしはあの物好きなPについていって、失いたくない仲間に出逢えたんだ。それも親が上京にゴーサインを出してくれたからだ。転校の手続きもしてくれたしな」
育「そっか。ジュリアさんが東京で一人で住んでても平気なのは、おとなだから当たり前なんだと思ってたけど……わたしたちがいるからさみしくないんだね」
16:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:16:24.93 ID:pLwUdLuz0
――翌朝
育「いってきまーす!」
17:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:16:55.28 ID:pLwUdLuz0
育の友人A「あっ、育ちゃんおはよう!」
育の友人B「えっ、その人ってもしかして――」
育の先輩「マジで!? D/Zealのジュリアさんだ!」
18:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:17:28.17 ID:pLwUdLuz0
――昼休み、ジュリアたちの高校
奈緒「あっはっはっ! そら傑作やな! 普通の路線バスのバス停なんやから、他にも並んでる人いてはったんやろ?」
19:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:18:04.62 ID:pLwUdLuz0
――夕方、765プロライブ劇場
紬(言われるがまま来てしまったけど、何をするつもりなんやろ……)
20:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:18:44.02 ID:pLwUdLuz0
育「夢は夢として眠るときに見るものでしょう?――♪」
紬(中谷さんのかわいらしい歌声……おそらく歌詞の意味もしっかりとは汲みきれてないはず。それでも、何かを伝えようとする真っ直ぐさはちゃんとわかる)
紬(けれどそれなら、最初からこの曲のすべてを理解しているジュリアさんが歌えばいいこと。中谷さんに歌わせた意図って、一体……?)
34Res/34.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20