【ミリマス】ジュリア「君の光を見せてくれ」
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12:名無しNIPPER[saga]
2019/10/05(土) 21:14:13.14 ID:pLwUdLuz0
ジュリア「いただきます」パクッ

ジュリア(……! 美味い……。豪華なディナーってわけじゃないけど、美味しくて安心する。これが家庭の味ってやつか)

育「どう? ジュリアさん。わたしのおかあさんの作るご飯、おいしいでしょ?」

ジュリア「ああ。最高だよ。育は毎日これを食べてるんだな」

ジュリア(劇場の連中とワイワイ食べることも多いから気にすることなかったけど……考えてみればあたし、こうやって家で誰かと食卓を囲むのってかなり久々だ)

ジュリア(それこそ、上京する前まで遡ることに……ん? 育の母さん、台所からラップを持って戻ってきたけど…)

育「おとうさん、今日もおそくなるんだね……」

育の母「ええ。でもご飯は帰ってからしっかり食べるって連絡があったわ。きちんと栄養を摂らなきゃ元気が出ないって、ちゃんとわかってるのね」ペリッ

育「おとうさんにはわたしがいつも言ってあげてるからね。おかあさんの作るご飯を食べると、わたしも元気になるもん。魔法みたいだよね」

ジュリア「魔法……そっか。そうかもしれないな」

ジュリア(育の親父さんは、どんなに疲れていても家に帰ればこの夕食と、奥さんと娘が待ってるんだな。月並みだけど、良い関係だな…)

ジュリア(あたしは、何だろうな……いつからか、そういうのに甘んじるのが嫌になって……それでギターにのめり込んで)

ジュリア(だからなのか、上京して劇場に来てからも、親父さんと一悶着あるらしいシズのあの焦ってる感じを気に入ったりなんかして……)

ジュリア「不思議だよ。こういう食卓って、あたしにはあんまり似合わないと思ってた。けど、良いもんだな」

育「わたしもジュリアさんといっしょにご飯が食べられてうれしい。今まであんまりなかったんだもん」


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