春を売る、そして恋を知る
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17:名無しNIPPER[saga]
2019/08/19(月) 23:28:56.61 ID:NFiIwucU0
彼はそれを受け取って口に含むと、結構な量を一度に飲み干した。酔っ払ってしまうのではと私が心配してしまうくらいには、勢いよく。

ぷはぁ、とまるで演技のようにわざとらしく息を漏らして、彼は缶をテーブルの上に置いた。

そのタイミングで、私は彼の前に跪く。

「失礼します」

一声かけて、ベルトのバックルに手を伸ばしたところだった。

「あ、いやいやだからそういうのじゃなくて」

またも制止されてしまった。

「え、しないんですか?」

ここで脱がせて即尺、というのがルールだとオーナーからは教え込まれている。それに、彼にそれをするなという指示も、特にない。

戸惑った表情で彼の顔を見上げると、「とりあえず、隣に座ってもらおうか」と声を掛けられた。

舐められるより先に、キスをしたかったのかな?

隣に座って彼に顔を近づけると、「いや近い近い、キスしちゃうからやめてくれ」と戯けられてしまった。

「え、お客さん? ですよね?」


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