ろくでなし男「へぇ……お前、タネも食うんだな」ノーブラノーパン女「……へっ?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:03:20.06 ID:uXIkt+raO
客観的に見て、どう見てもお互いを意識している男女が居るとして、その2人がお互いの好意に気づく過程は千差万別であり、皆一様とは言い難い。
随分と長い期間夫婦漫才のようなやり取りを重ねて、徐々に距離が縮み、相手の気持ちに気づくというパターンもあるだろうし。
そうではなく、初めからどちらか一方が気づいている上で、相手をどう落とすかに心血を注いでいくパターンもありがちだろう。
しかしながらコンプライアンスだの男女平等だのと声高に叫ばれる昨今において、あと一歩で手が届くのに上記のしがらみが邪魔をしてお互いの気持ちになかなか踏み込めない不憫な若者が増えていることは誠に嘆かわしい限りである。
若いのだから勢いでいけばいいのにとは思うものの、彼ら彼女らにとっては今その時、その瞬間こそが全てであり、大切にしたいのだろう。
その気持ちはよくわかる。
だがしかし、物事には限度がある。
たとえば、猛暑続きの暑いこの夏。
夏休みに入って真っ先に気になる相手の家にお宅訪問した女が、恥を忍んでノーブラノーパンで来たというのに、この男ときたら。
「せめてどっちかは着けるか穿けよ」
「ひ、酷いっ!?」
などと、あまりにも配慮の欠ける物言いをされて酷くショックを受けたノーブラノーパン女は号泣し、全速力で彼の家から飛び出した。
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2
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:06:47.30 ID:uXIkt+raO
「おおっ……おあっ……おおおおっ……おえっ」
男の家から逃走した憐れなノーブラノーパン女は駆け込んだ公園のブランコに座って、泣きながら自らの痴態に吐き気を催していると。
「アイス、食うか?」
以下略
AAS
3
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:10:31.89 ID:uXIkt+raO
「あ、あのさ……」
「ん? ぺっ。なんだよ?」
「タネ、食べないの?」
「食うわけないだろ、タネなんか。ぺっ」
以下略
AAS
4
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:13:35.52 ID:uXIkt+raO
「なんだよ? 早くトイレに行ってこいよ」
「お、おかまいなく……」
「ブランコに座ったままウンコ漏らしたらブラウンコになっちまうぞ。はははっ!」
「あ、あははは……」
以下略
AAS
5
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:16:52.47 ID:uXIkt+raO
「…………………」
「…………………」
しばらく、2人は無言で見つめ合った。
言葉など何の意味もなさないと知ったから。
以下略
AAS
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:18:51.61 ID:uXIkt+raO
「どうしたんだ?」
「あなたこそどうしたの?」
初めは揶揄っているのかと思った。
しかし、どうにもそうは見えない。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:21:46.27 ID:uXIkt+raO
「……今日は、もう帰ろ?」
「そう……だな」
不毛な問答に互いに疲れ果てて。
それぞれの自宅へと歩き出す。
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/08/09(金) 22:24:01.56 ID:uXIkt+raO
「……落ち着いたか?」
「は、はひ……ごちそうさまれした」
たっぷり口腔内を舐られた女は沸騰する脳みそに酸素が充分に行き渡らずにくるくるぱーになって呂律が回らず、混乱の極みに達していた。
以下略
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