高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「夏休みのカフェで」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:36:12.50 ID:/TkwXprK0
加蓮「今更だけどここって他の店員はいないの?」

藍子「いないみたいですよ。前に気になって聞いたことがあるんですけれど、いつもの店員さんと、店長さんだけだって」

藍子「店長さんは、厨房の方にいることが多いそうですから……」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:36:42.86 ID:/TkwXprK0
加蓮「ただ、ちょっと疲れちゃうことがあるんだよね。藍子はそーいう時ってない?」

藍子「う〜ん……」

加蓮「……うん。だよね」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:37:12.38 ID:/TkwXprK0
加蓮「でも輪の中から出たくなっても、1人になりたいって思うことはほとんどないかな」

加蓮「慣れちゃった。藍子と……ううん、藍子とだけ一緒にいる、ここでの時間」

加蓮「だからさ。静かな場所に行きたい時、ここを思い浮かべて……でも、1人で行こうって気には、もう全然ならなくて」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:37:43.25 ID:/TkwXprK0
藍子「強がりさんのかぶる、丈夫ではない仮面」

加蓮「かぶってると落ち着いちゃうのは、昔からの悪い癖」

藍子「でも大丈夫。加蓮ちゃんの素顔を知っている方は、この世界にいっぱいいますから――」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:38:12.73 ID:/TkwXprK0
藍子「加蓮ちゃん。私も加蓮ちゃんも、高校生じゃないですか」

加蓮「そうなんだけど……。最近、また忙しかったからかな。ピンと来なくて」

加蓮「あはは。おばちゃんみたいなこと言っちゃった?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:38:43.17 ID:/TkwXprK0
……。

…………。

「「いただきます。」」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:39:12.73 ID:/TkwXprK0
加蓮「藍子もしてもらったら? ほら……前の公演で一緒だった、占い好きの子にでも頼んで」

藍子「朋さんのことですか? でも、朋さんが好きなのは占いで、未来を視れる訳ではないと思いますよ」

加蓮「うちの事務所の子なら大丈夫!」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:39:43.34 ID:/TkwXprK0
加蓮「藍子」

藍子「は、はい」

加蓮「私にやらせたらキッチンが爆発するわよ。服が何着か駄目になるし、藍子が大切にしてる小物とか掃除機に吸われてゴミまみれになるのよ。それでも本当にいいの!?」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:40:13.00 ID:/TkwXprK0
藍子「せっかくだから、夏休みの間に料理の練習をしてみますか?」

藍子「簡単な料理と言えば、お味噌汁と、カレーと、あと……」

藍子「あ、そうそうっ! サンドイッチ! 作ってもらうって約束なのに、まだ作ってもらっていませんよ?」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:40:42.74 ID:/TkwXprK0
加蓮「今の私は独りじゃない。大切な人達がいて成り立ってるの」

加蓮「馬鹿で捻くれ者の私を育ててくれた親がいて、こうして私と向かい合ってくれる藍子がいて――」

加蓮「そういう周りの人がいて、私って存在がここにいる。ってことは、そんな人達と作ったサンドイッチは、実質"加蓮ちゃんのサンドイッチ"でしょ!」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/05(月) 18:41:13.30 ID:/TkwXprK0
……。

…………。

藍子「お話していたら、もう5時になってしまいました」
以下略 AAS



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