11: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:03:03.08 ID:lYLqPDaj0
女「…ところで青年様。本日はなぜこちらへ?青年様も学校があると伺っておりますが……」
青年「いやなに、君との婚儀がちょうど来月に控えているだろう?そう考えていたら、その時まで待ちきれなくてね……どうしても君に会いたくなってしまったのさ。学校には少しわがままを言って早退させてもらったよ」
12: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:04:22.85 ID:lYLqPDaj0
女「……けれど」
青年「ん?」
13: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:05:06.54 ID:lYLqPDaj0
女友(わ、すごい……しっかりした手)
女友(立ち居振る舞いも上品だし、あの蠱惑的な言動……)
14: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:06:26.79 ID:lYLqPDaj0
ーーー女家 お屋敷ーーー
召使「──おかえりなさいませ、お嬢様」
15: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:07:46.94 ID:lYLqPDaj0
ーーー夜ーーー
女「……」テクテク
16: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:08:58.96 ID:lYLqPDaj0
女「えーと……」
女(確かこの辺りだと思ったのだけど)
17: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:10:10.28 ID:lYLqPDaj0
女「……」テクテク
女(バイオリン…?)
18: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:11:27.54 ID:lYLqPDaj0
女「──」
19: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:12:27.28 ID:lYLqPDaj0
女「………」
男「」〜〜♪...
20: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:13:16.39 ID:lYLqPDaj0
女「……とても、素晴らしい音色でした。あれはただ弾いているだけでは出せない、優しい音……何を想って演奏されていたのでしょう?」
男「そこまで褒めて頂けるのは、少々恥ずかしい気もしますね…」
21: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:14:04.64 ID:lYLqPDaj0
男「…!」
女「……とても、お優しいのですね」
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