163: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:36:57.88 ID:JDMl+INM0
男「女さんが今、本当に幸せと感じているか、問うてみればよいのです。あなたのおっしゃる通りなら、彼女は淀みなく肯定できるはず」
男「…違いますか?」
164: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:38:46.78 ID:JDMl+INM0
女「……男さん?」
女父「…おい、なぜ君は出ていかぬ」
165: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:40:25.48 ID:JDMl+INM0
タッタッタッ
166: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:44:34.72 ID:JDMl+INM0
167: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:47:24.22 ID:JDMl+INM0
タッタッタッ
168: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:51:23.06 ID:JDMl+INM0
ーーー門の開閉室ーーー
女友「……おーおー、愛の逃避行しちゃってるわねぇ」
169: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:53:07.34 ID:JDMl+INM0
女友「…えーと、どうしたのですか、男さん?」
男「あなたを捜していました」
170: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:54:00.57 ID:JDMl+INM0
女友「男さん、そのようなことを行えば、あなたもあの子もただでは済みません。それは百も承知ですよね」
女友「それでも、あの子を幸せにするために何もかもを失う覚悟があるのですね?」
171: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:55:16.92 ID:JDMl+INM0
女友(……女)
172: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:56:55.95 ID:JDMl+INM0
ーーー玄関先ーーー
173: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:59:22.79 ID:JDMl+INM0
ーー数日前ーー
青年「は…?」
174: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:00:05.82 ID:JDMl+INM0
男「……」
青年「……」
175: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:01:30.28 ID:JDMl+INM0
青年(その言葉、嘘にしたら地獄の果てまで追い詰めてやる)
女父「門出…?青年殿、あなたは一体何をおっしゃって……」
176: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:03:29.28 ID:JDMl+INM0
ーーーーーーー
177: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:05:16.64 ID:JDMl+INM0
男「……それに、この一件、女友さんと青年にも手を貸してもらっているんだ」
女「え…二人が……?」
178: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:06:27.60 ID:JDMl+INM0
ポロ..ポロ..
179: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:07:49.62 ID:JDMl+INM0
ーーー二年後 のどかな農村ーーー
180: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:09:32.24 ID:JDMl+INM0
ガサガサ ペラ...
181: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:10:31.93 ID:JDMl+INM0
女「……あなた」
男「ん?」
182: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:11:17.07 ID:JDMl+INM0
183: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 06:16:23.68 ID:JDMl+INM0
以上で完結となります。
昔、大正時代などでは女性はその家の贈り物としてどれだけ賞賛されるかが価値であり、顔も知らない男と結婚させられることも珍しくなかったようです。
その時代の女性は何を自らの幸せと感じていたのでしょう。
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