19: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:12:27.28 ID:lYLqPDaj0
女「………」
男「」〜〜♪...
男「……ふぅ」
男「…夜分に騒がしくしてしまい、申し訳ありません」クルリ
女「…あっ、いえ、その…とても素敵な音だったので、思わず聞き入ってしまいました」
男「ありがとう。あなたのような綺麗な方にそう言って頂けるなら、無駄ではありませんでしたね」ニコッ
女「」ドキッ
女(お声を聞いているだけなのに…こんなにも胸が……)
女「……あの、どうしてこちらで演奏を…?」
男「バイオリン教室からの帰りだったのですが──」ミアゲル
男「──ふと、この桜を見かけまして、自然と足が動いていたのです」
女「そうだったのですね」
男「…あなたはなぜここへ?」
女「ふふ、実は私も似たような理由でして」
女「歌の習い事から帰っている途中に、この一本桜が思い浮かんできて、居ても立っても居られなくなってしまったので、見に来たのです」
男「こんな夜分に……危険ではないのですか?」
女「大丈夫です。私の家はここのすぐ近くにございますから」
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