1: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 09:33:50.64 ID:D/ABzthS0
ユーザー 『矢澤 にこ』 の ログイン を 確認しました
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2: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:02:33.25 ID:D/ABzthS0
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3: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:03:19.10 ID:D/ABzthS0
「それはいけないよ」
4: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:16:23.99 ID:D/ABzthS0
にこ「誰!?」
突然聞こえて来た声に驚いて飛び起きた。私が横になる前までは誰もいなかった筈なのに。
「それは元の世界に戻ることを諦めた者がする事だ。元の世界に戻りたいなら君は進まなくちゃいけないよ」
5: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:35:14.77 ID:D/ABzthS0
「僕はここだよ」
さっきよりも自分に近いところで声が聞こえた。それも私の真後ろ。その声でまた驚いた私は後ろに飛び上がりながら振り返った。
にこ「何よ、誰もいないじゃない!」
6: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:47:39.41 ID:D/ABzthS0
ウサギ「ああ、そうでした。今はそれが一番大切ですからね」
ウサギは口に手を当て「コホン」と一度咳をすると、さっき言っていたことの説明を始めた。
ウサギ「ここは夢の世界なんかではない。この世界もまた現実の一つ」
7: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:48:14.99 ID:D/ABzthS0
ウサギ「ああ、そうでした。今はそれが一番大切ですからね」
ウサギは口に手を当て「コホン」と一度咳をすると、さっき言っていたことの説明を始めた。
ウサギ「ここは夢の世界なんかではない。この世界もまた現実の一つ」
8: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:49:30.51 ID:D/ABzthS0
ウサギ「ああ、そうでした。今はそれが一番大切ですからね」
ウサギは口に手を当て「コホン」と一度咳をすると、さっき言っていたことの説明を始めた。
ウサギ「ここは夢の世界なんかではない。この世界もまた現実の一つ」
9: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 10:59:40.79 ID:D/ABzthS0
にこ「どうしたら元の世界に戻れるの?」
ウサギ「それは僕にも分からないよ」
にこ「は?」
10: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 11:11:15.28 ID:D/ABzthS0
* * *
ウサギ「怪我をしないように気をつけてね。ここの辺りの道はでこぼこしていて歩き難いから」
ウサギの言う通り、この辺りの道は舗装されている訳ではないので気を抜いていると転びそうになる。森の中なんだから舗装されていないのは当たり前なんだけど。
11: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 13:35:39.01 ID:D/ABzthS0
少し時間を開けて続けます
12: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 18:16:04.98 ID:D/ABzthS0
森の中を進んでいるとある事に気がついた。
にこ「そういえば、かなり歩いているはずなのに全然疲れないわね」
最初にいたお花畑が、かなり遠くに小さく見えるくらい移動している。でも疲れを感じる事なく今も歩き続けている。
13: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 18:51:25.67 ID:D/ABzthS0
そうやってウサギの後ろを転ばないように気をつけてついていった。
ウサギ「ほら、もうすぐそこだよ!」
にこ「ほんとだ……ってこんなに早く移動できるなら最初から走っても疲れない事教えなさいよ!」
14: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 19:33:08.34 ID:D/ABzthS0
にこ「えいっ」
大きな扉についている小さなベルから垂れている紐を思いっきり引っ張った。
──ゴーンガラーンゴーン、カラーンコーンカラカラカラ……
15: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 20:50:31.72 ID:D/ABzthS0
凄まじい音と共に大きな扉が開いていく。扉の奥からは強い光が──。
にこ「うっ、眩しい……!」
あまりの眩しさに、顔を腕で覆ってしまった。
16: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/21(日) 21:07:10.94 ID:D/ABzthS0
──ざわざわ……ざわざわ……
にこ「なに……どういうこと?」
まるでステージに立っているような感覚。私を囲っている動物達は、私に注目してざわついている。
17: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 07:07:02.18 ID:0XSXQMn60
* * *
王女様直々に街を案内される。
18: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 08:39:07.13 ID:0XSXQMn60
* * *
王女「こちらです。どうぞお入りください」
19: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 11:40:06.09 ID:0XSXQMn60
王女「そういえばしばらくここに残りますか?」
にこ「えっと」
ウサギの方を振り返ると激しく頷いていた。
20: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 12:30:05.42 ID:0XSXQMn60
「お持ちいたしました」
王女「あら、早かったですね。でしたら庭のところでお茶をしましょうか」
にこ「分かりました……?」
21: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 16:19:34.55 ID:0XSXQMn60
にこ「うっ!」
突然強く腹痛を感じた。痛みを強く感じたり感じなかったりを一定のリズムで繰り返していた。
にこ「痛い」
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