22: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 17:04:06.98 ID:0XSXQMn60
* * *
にこ「いてて……ここはどこ?」
私はベッドに寝かされていた。ベッドはフカフカで天蓋が付いていて、まるでお姫様専用のであるかの様な形だった。
23: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 17:17:02.39 ID:0XSXQMn60
ネズミ「帰り方は簡単です。でもそれにはここから抜け出さなければいけません」
ネズミは私の顔を見て話し出した。
ネズミ「でも王女はこの部屋から出してくれないでしょう」
24: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/23(火) 07:13:18.15 ID:1v/8cooL0
ネズミ「さあ急ぎますよ、付いてきて下さい!」
にこ「待って、ドレス着て走ったことなんてないから!」
そう言ってもネズミはスピードを落とさずに前へ前へと進んでいく。私はそれについて行くしかなかった。
25: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/23(火) 08:57:40.92 ID:1v/8cooL0
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26: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/24(水) 14:55:34.47 ID:RVFS5XWu0
にこ「そういうのは得意だから安心して?」
ネズミ「分かりました。私も頑張りますから!」
27: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/25(木) 10:45:41.46 ID:j/O4eVia0
にこ「でも、どうやって抜け出すの? 夜は門に鍵がかかってるでしょ?」
ネズミ「それは任せて! 作戦を考えてあるから」
28: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/26(金) 05:00:14.47 ID:DpyBH9w/0
* * *
ネズミ「にこさん、起きてますか?」
にこ「勿論よ、起きてるに決まってるじゃない!」
29: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/27(土) 05:21:22.85 ID:rArhZpfG0
こそこそと建物の中を進んでいく。こんなことした事はないし、できれば生涯で一度もしたくなかったけれどこの際仕方がない。
ネズミ「にこさん、ついて来られてますか?」
にこ「ええ、なんとか」
30: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/29(月) 17:07:39.89 ID:Rl1+aaPR0
なんとか門の前にたどり着いた。
にこ「早く鍵開けなさいよ」
ネズミ「ちょっと待ってね」
31: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/30(火) 04:37:13.36 ID:vPPrtZg60
王女「待ちなさーい!」
見えた群衆の先頭にいたのは王女様だった。
にこ「まだ開かないの!?」
32: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/30(火) 23:40:35.41 ID:vPPrtZg60
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