76: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:41:17.44 ID:8naFKaaW0
『これより、二回戦第四試合、アンツィオ高校対大洗女子学園の試合を、開始いたします』
荒れ地のど真ん中、遠目に大洗の戦車が並ぶのが見える。
作戦の確認をしているのだろう、大洗の隊長、西住みほが戦車の前でマップらしきものを広げていた。
77: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:42:52.20 ID:8naFKaaW0
「まったく、二枚は予備だってあれほど言ったのになあ」
デコイを全て置いてしまっては戦車の数が大会規定を超えてしまう。作戦も即バレだ。
ペパロニもああいうところがなければ、度胸があって機転も利く凄いやつなんだが。
78: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:44:32.81 ID:8naFKaaW0
「戦車停止! 敵隊長車とフラッグ車発見!」
対するこちらはP40にセモヴェンテとCV33が一輌ずつ。
79: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:47:12.33 ID:8naFKaaW0
カルパッチョ率いるセモヴェンテが旋回するのを見届け、こちらは残ったCV33と協力してフラッグ車を追う。
「一同! 大洗のフラッグ車を包囲するぞ!」
80: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:48:54.55 ID:8naFKaaW0
まずはフラッグ車の盾になっているW号を落とすべく、狙いをすませて装填と同時にグリップを握りしめる。
と、私の腕が悪いのか、弾は車体をかすめて敵戦車の後方へと飛んでいく。
「次ぃっ!」
81: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:51:16.02 ID:8naFKaaW0
「……ふふ」
楽しい。
82: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:53:11.78 ID:8naFKaaW0
「いやあ、良い試合だった!」
私が言うと、西住は笑った。
83: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:54:44.67 ID:8naFKaaW0
「カルパッチョ、いま何時だ?」
「11時50分ですね。もうすぐ日が変わります」
84: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:56:35.40 ID:8naFKaaW0
――――。
――――。
――――。
85: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:59:31.11 ID:8naFKaaW0
「そりゃあ12時を跨げば日付が変わるのは当然だろう?」
「違います。ドゥーチェ、もしかして寝ぼけてます?」
「私たちは、ずっと日付が変わるのと同時に巻き戻っていたじゃないですか」
86: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 13:00:37.50 ID:8naFKaaW0
なるほど、つまりこれは。
「――ループしていないということか?」
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