76: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 12:41:17.44 ID:8naFKaaW0
『これより、二回戦第四試合、アンツィオ高校対大洗女子学園の試合を、開始いたします』
荒れ地のど真ん中、遠目に大洗の戦車が並ぶのが見える。
作戦の確認をしているのだろう、大洗の隊長、西住みほが戦車の前でマップらしきものを広げていた。
「ドゥーチェ、危ないですよ」
「いつものことだろう」
カルパッチョに諫められるなか、助手席から立ち上がりフィアットのフロントガラスへ足をかける。
エンジン音を耳にしたのか西住らが顔を上げ、私はそれを合図に「たーのもーっ!」と声を張り上げた。
角谷の軽口に言い返し、西住と握手をして、カルパッチョが楽しげに駆けていくのを見守る。
いつもと同じ。
これで十度目の風景。
試合が始まる。
287Res/150.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20