アンチョビ「一万回目の二回戦」
1- 20
253: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:48:13.85 ID:6Fy41Xha0

 屋台を切り盛りして、バイトして、戦車道の練習をして、みんなで海に遊びに行って。
 夏休みはあっという間に消化されてゆき、中頃になるとプラウダと大洗の試合が行われた。

 油断はあったかもしれないが、決してプラウダが手を抜いたわけではないだろう。
以下略 AAS



254: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:50:36.31 ID:6Fy41Xha0

 そうして未知の夏休み後半へと突入しても、我々の日常にあまり変化はなかった。

 屋台を切り盛りして、バイトして、戦車道の練習をして、あとはみんなで花火をして。
 何をしていても、私は毎日が楽しかった。
以下略 AAS



255: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:53:19.79 ID:6Fy41Xha0

 着いたのは前日の深夜となった。
 カルパッチョに「まだ早すぎませんか?」と訊かれたので、私は「物事を進めるには慎重なくらいがちょうど良いんだ!」と答える。

 まだ時間もあったのでとりあえずわいわいと宴会を始めると、いつの間にか眠りこけていたようだ。
以下略 AAS



256: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:55:46.40 ID:6Fy41Xha0

「勝ったのか……大洗」

「よかったっすね」

以下略 AAS



257: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:57:36.89 ID:6Fy41Xha0

 と、ふいに観覧席の隅にサンダースの連中を見つけた。
 ケイも椅子に座って「コングラッチュレーション」と大洗へ拍手を送っている。

「宴会するぞ。準備しておけ」
以下略 AAS



258: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:59:00.69 ID:6Fy41Xha0

「まあともかく、これで一件落着だな」
「お前の予想通りなら、大洗の優勝で我々もループを脱出できるんだろ?」

 ケイは反対側に首を傾げて答えた。
以下略 AAS



259: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:00:18.72 ID:6Fy41Xha0

「……えーっと」

 まさか、まさかとは思うが。

以下略 AAS



260: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:01:37.86 ID:6Fy41Xha0

 ――この様子は、おそらく間違いないだろう。

 またね〜、と手を振るケイを背に、アンツィオのみんなの元へと戻る。
 焦燥感に駆られながらも、その中からカルパッチョとペパロニの姿を見つけると、私は口早に話しかけた。
以下略 AAS



261: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:03:15.59 ID:6Fy41Xha0

 ペパロニは何のことやらわからないという様子で片眉をあげる。
 こいつはケイが現れた時にいなかったのだから無理もない。

 カルパッチョを見ると、彼女の方は顎に手をやり、真剣な表情で思案に耽っていた。
以下略 AAS



262: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 22:05:18.91 ID:6Fy41Xha0

 私とペパロニが突っ込みを入れると、こほんと一息ついてカルパッチョがまくしたてる。

「ループ脱出の条件は、正史を辿ることですよね」
「私たちは、そのためにループを体験させられてきました」
以下略 AAS



287Res/150.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice