248: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:39:19.55 ID:6Fy41Xha0
ペパロニはしばし思案する素振りを見せたが、最後には「そう言われてみると、ないっすね」と答えた。
上手く言語化できないだけで、ペパロニもわかっているのだろう。
「我々は勝ち続ける必要などないんだ」
249: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:41:20.05 ID:6Fy41Xha0
三人での打ち合わせが終わると、アンツィオのみんなを集め、マカロニ作戦の詳細を説明。
試合当日までは、大洗包囲のため主に機動力の底上げ練習を行った。
我々はループを脱出する。
250: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:42:37.34 ID:6Fy41Xha0
迎えた試合当日、私はペパロニへ言った。
「ペパロニ。今回はデコイを全部置くんだぞ?」
251: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:43:53.70 ID:6Fy41Xha0
「まあ、しかし勝てるかどうかは別問題だけどな」
「まったく、ペパロニがデコイを置きすぎさえしなければなあ」
私がからかうように言うと、ペパロニがぼやいた。
252: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:45:49.69 ID:6Fy41Xha0
「アーヴァンティっ!」
試合は、予定通りに終了した。
253: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:48:13.85 ID:6Fy41Xha0
屋台を切り盛りして、バイトして、戦車道の練習をして、みんなで海に遊びに行って。
夏休みはあっという間に消化されてゆき、中頃になるとプラウダと大洗の試合が行われた。
油断はあったかもしれないが、決してプラウダが手を抜いたわけではないだろう。
254: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:50:36.31 ID:6Fy41Xha0
そうして未知の夏休み後半へと突入しても、我々の日常にあまり変化はなかった。
屋台を切り盛りして、バイトして、戦車道の練習をして、あとはみんなで花火をして。
何をしていても、私は毎日が楽しかった。
255: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:53:19.79 ID:6Fy41Xha0
着いたのは前日の深夜となった。
カルパッチョに「まだ早すぎませんか?」と訊かれたので、私は「物事を進めるには慎重なくらいがちょうど良いんだ!」と答える。
まだ時間もあったのでとりあえずわいわいと宴会を始めると、いつの間にか眠りこけていたようだ。
256: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:55:46.40 ID:6Fy41Xha0
「勝ったのか……大洗」
「よかったっすね」
257: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 21:57:36.89 ID:6Fy41Xha0
と、ふいに観覧席の隅にサンダースの連中を見つけた。
ケイも椅子に座って「コングラッチュレーション」と大洗へ拍手を送っている。
「宴会するぞ。準備しておけ」
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