204: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:44:21.58 ID:6Fy41Xha0
「あー、トレも、できればティーポ89を仕留めて欲しいが、決して無理はせず――」
『余裕でできるっすよ!』
205: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:46:08.31 ID:6Fy41Xha0
「よおし、よく言った! ならば任せたぞパネトーネっ!」
来年には私が消え、再来年にはカルパッチョとペパロニが消える。
その頃はこいつらの番だ。
206: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:47:39.68 ID:6Fy41Xha0
私が宣言すると、少々の沈黙の後、
『あー、トルメンタ作戦ってなんだったっすか? だぜ』
207: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:50:14.91 ID:6Fy41Xha0
私が合図すると、CV33とセモヴェンテがP40を置き去りにM3リーへと突撃してゆく。
ただし背後からではなく、迂回して街道側からだ。
まずはCV33がその姿を見せ、遅れてセモヴェンテがM3リーの前方へ飛び出す。
208: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:51:21.12 ID:6Fy41Xha0
M3リーの乗員は全て一年生。
突然の奇襲には、目論見通り動揺している様子だ。
とはいえ、なかなか車長の肝が座っているらしく、あっという間に体勢を立て直して逃走を図ろうとしているのは、さすが大洗といえるだろう。
209: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:52:50.50 ID:6Fy41Xha0
無線機を通信手へと返し、スコープを覗くと、右に旋回を始めたM3リーの姿が見えた。
両手に包丁を携えた兎のマークがどんどん大きくなり、我々との距離が近付いてきているのがわかる。
ようやくあちらも我々の存在に気付いたのだろう、さらに旋回し、こちらへ砲身を向けようとするが、もう遅い。
210: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:54:29.63 ID:6Fy41Xha0
「「「よっしゃああっ!」」」
車内に、歓声が上がった。
211: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:56:33.13 ID:6Fy41Xha0
『でもCV33を二輌ともやられたっす。ごめんなさい、だぜ』
「うむ、仕方ないっ! 万全ならなお良かったが、上等だ」
「本当によくやったな、パネトーネっ! トレのみんなもなっ!」
212: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:00:20.45 ID:6Fy41Xha0
「パネトーネっ! ただちに全力で西に逃げろっ!」
『りょ、了解っす!』
213: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 20:05:00.23 ID:6Fy41Xha0
パネトーネから再び通信が入ったのは、西の街道を我々ドゥーエが横切った直後のことだった。
『ドゥーチェ、大洗の連中に見つかったっす!』
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