アンチョビ「一万回目の二回戦」
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207: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:50:14.91 ID:6Fy41Xha0

 私が合図すると、CV33とセモヴェンテがP40を置き去りにM3リーへと突撃してゆく。
 ただし背後からではなく、迂回して街道側からだ。

 まずはCV33がその姿を見せ、遅れてセモヴェンテがM3リーの前方へ飛び出す。

「スパーラっ! そしてフォーコだっ!」

 閃光のように煌めく機銃、そしてセモヴェンテの砲弾が砲塔をかすめ、M3リーが車体をぐらつかせる。
 が、すぐに停車、その砲身を僅かに動かす。

「左っ!」

 慌てて指示して、すかさず車体をずらしたセモヴェンテの真横を砲弾が飛んでいった。



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