キョウカ「へんたいふしんしゃさーん!」サレン「あいつそんな風に呼ばれてるの?」
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8:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:45:04.43 ID:NyiK4gPt0
ジュン「あっ、少年たちが角を曲がった。あの道の先はたしか……森しかないはずだが」

サレン「森? ……森ぃ!? ちょ、ちょっとちょっと! そんな場所に二人で行くなんて、いったい何が目的なわけ〜!?」

ジュン「それはまだわからない。目的を確かめるためにも、見失わないように慎重にあとをつけよう」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:45:45.21 ID:NyiK4gPt0
キョウカ「やっと森に着きましたね。毎回のことですけれど、本当にありがとうございます、お兄ちゃん」

キョウカ「最近はずーっと練習に付き合ってもらっちゃって……。おかげで、へたっぴだった私も、ちょっとは上手になったと思うんです」

キョウカ「おおきな声を出すから、やっぱりこういうひと気のない場所じゃないと恥ずかしいですが……」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:47:11.44 ID:NyiK4gPt0
キョウカ「……さて。いつもの場所に着きました。お兄ちゃん、疲れちゃっていませんか?」

キョウカ「そうですか。じゃ、じゃあさっそく……初めてもいいですか?」


以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:48:02.71 ID:NyiK4gPt0
ジュン「今度、町の広場でイベントがあるんだ」

ジュン「その中に、舞台で歌を披露してもらう企画もある。きっと彼女はそこで舞台に立つのだろう」

サレン「……そういえば、アヤネが張り切ってたわね。連日、家の中がステージになってるわ」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:48:38.09 ID:NyiK4gPt0
キョウカ「……ふぅ」

キョウカ「ど、どうでしたか……? ちゃんと歌えていましたか……?」

キョウカ「ふふ。そんなに拍手されると照れちゃいますよ。こ、これなら……人前で歌っても恥ずかしくないでしょうか?」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:49:19.32 ID:NyiK4gPt0
サレン「大丈夫? 二人とも、怪我はない?」

キョウカ「は、はい……。ありがとうございます……」

ジュン「立てるかな。さあ、掴まって」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:50:19.32 ID:NyiK4gPt0
サレン「──と、いうわけで……」

キョウカ「ず、ずっとあとをつけてたんですか!? へ、へんたいです! お兄ちゃんに負けないぐらいのへんたいふしんしゃさんですっ!」

サレン「返す言葉もないわ……。ごめんなさい、キョウカちゃん。あんたも、疑っちゃってごめんね?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:51:04.34 ID:NyiK4gPt0
キョウカ「ま、まぁいいでしょう……。助けてもらったのは本当に感謝していますし、お兄ちゃんのおともだちなら……信用します」

サレン「あ〜、よかったぁ……。あっ、そうそう。キョウカちゃんの歌、すっごく上手だったわよ♪」

キョウカ「うぅ、やっぱりあれも聞かれていたんですね……。で、でも、お兄ちゃんに褒めてもらったあとだから……恥ずかしいのもちょっとだけです……♪」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:51:49.20 ID:NyiK4gPt0
キョウカ「それでは、お兄ちゃん、サレンさん、さようなら」

ジュン「私はこの子をおうちまで送っていくよ」

サレン「うん、ありがとうジュンさん。二人とも、またね♪」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:52:48.40 ID:NyiK4gPt0
サレン「は〜、なんだか変に疲れちゃった。あんたのせいで神経使ったからよ?」

サレン「なぁんてね。あたしが勝手に気を揉んでただけなんだけどね。つい動転しちゃってさ」

サレン「なんで、って……。あんたがあんなちっちゃな女の子に手ぇ出してたらかなりショックだもん」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2019/07/04(木) 23:53:14.67 ID:NyiK4gPt0
サレン「んひっ……!?」

サレン「う、ううんっ、なんでもないっ! ほんとに手を繋ぐもんだから、ちょっと驚いただけ! 今のは気にしないで!」

サレン「それより……あはは。あんたの手、いつのまにか結構頼もしくなってるじゃない? これなら、ええ、安心するわね」
以下略 AAS



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