11: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:29:18.47 ID:hRYw497E0
そして、レッスンルームはあたしと美優さんの二人だけとなる。
今こそ質問を投げかける好機と踏んだあたしは、意を決し柔軟中の美優さんに「あの」と声を出した。
12: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:30:32.19 ID:hRYw497E0
美優さんの話を聞いて、脳裏に一人の男の顔が浮かぶ。
友人との待ち合わせをしていた際に、しつこいほど名刺を持って近付いてきたあの男。
13: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:31:43.46 ID:hRYw497E0
「お疲れさん。どうだった? ってその様子を見ればわかるか」
「?」
14: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:32:10.18 ID:hRYw497E0
車を運転しながら「というわけでご両親の好きな食べ物とかある? 菓子折りも用意しないと」とかなんとか言って、あたしの家に来るための算段をあれこれ立てているプロデューサーさんを見て、美優さんの言葉を思い返す。
――この人となら。
15: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:32:40.57 ID:hRYw497E0
おわり
16:名無しNIPPER[sage]
2019/06/30(日) 03:13:30.31 ID:u4XVir4s0
乙
よき
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