13: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:31:43.46 ID:hRYw497E0
「お疲れさん。どうだった? ってその様子を見ればわかるか」
「?」
「答え、出たんでしょ」
「え。何でわかるんだ?」
「そりゃわかるよ。朝とは比べ物にならないくらい表情が晴れ晴れとしてる」
「……あたし、そんな顔に出てるか?」
「出てる出てる」
「…………。まぁ、それはいいとして、だ」
「うん」
「あたし、わかったよ。プロデューサーさん」
「うん」
「きっと、すごい簡単なことだったんだよな。あたしはもっと単純に考えるべきだったんだ」
「そうなの?」
「うん。プロデューサーさん、あのさ、あたし、アイドルまだまだ続けたい」
「そっか」
「でも、進学も選択できるようにしたいし、そして進学したとしてもアイドルもやりたい」
「それが奈緒の答え?」
「そう。……わがまま、かな」
「さぁ、どうだろう」
「……」
「でも、俺は奈緒が今出した答えが実現できるように全力を尽くすよ」
「……お母さん、なんて言うかな」
「そこはそれ、一緒に説得しよう。大変になると思うけど事務所としても私としても奈緒さんのためにできることを精一杯させていただくので、ご家庭にもフォ
ローをお願い致します、ってことはお伝えしなきゃだし、ね」
「え。……そこまでしてもらわなくても」
「何言ってんの。そういうのも含めて俺の仕事。言ったでしょ、奈緒が奈緒のしたいことを実現するために俺がいるんだから。奈緒は俺を使ってなんぼなの、わかる?」
「……うん。ありがとな」
「何より、親御さんには、ちゃんと頭下げに行くのが筋だと思うからね。一番大変なのは奈緒だけど、ご家庭にも少なからず負担をお願いするわけだから」
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