13: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:50:47.26 ID:v/g2u2sn0
「ウチのこと知ってくれてたんだ」
「う、うん。友達から聞いて……」
白黒のボーダーが入ったオフショルダーシャツから覗かせる肩や、ショートパンツの先から見える太ももがとても健康的だった。そいうえば佐竹さんの私服見るの初めてなような……。
「どうしたの?」
「……っ!な、なんでもないよ!」
貴女に見惚れてましたなんて言えるはずがない。
佐竹さんに案内されて向かって右手のカウンター席に座る。
内装はいかにもといった感じで、年代物の電話機や、木の板で作られた壁がいい味を出していた。
「ご注文が決まったらまた呼んでくださいね♪」
「う、うん」
「美奈子ちゃーん!」
「あっ!は〜い。今行きまーす!」
他の客に呼ばれて佐竹さんは奥のテーブルの方に行ってしまった。
とりあえず注文を決めるか。壁に貼り付けられているメニュー一覧を見る。
オムライス、卵丼、五目チャーハン、チャーハン、みそラーメン……。一般的な中華料理屋にありそうなメニューはすべて抑えているようだった。
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